珍しげな魚介を見かけては、淡々と買って調理してレビューを綴っている当ブログ。
今回もスーパーで聞き慣れない名前のものを見かけたので、早速買って参りました。
それがこちら。

その名も「ドスイカ」という代物。
見ての通り、明らかにイカであることはわかるんですが、その品種がこれまで一度も見たことのない代物でして。
しかも産地が「ロシア」というなかなかの謎っぷり。
なんだか強そうな名前と相まって、否が応でも好奇心がくすぐられるわけです。
今回は、そんなドスイカについての情報を確認したうえで、おいしい調理法と実際に食べてみた感想を述べていく回となります。
もしスーパーでドスイカを目の前にして、買うかどうか迷っている方がいらっしゃれば、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
それでは、いってみましょう!
ドスイカについて
では、調理に入る前に、ドスイカについておさらいをしていきたいと思います。

ドスイカは、テカギイカ科ドスイカ属に分類される中型のイカ。北の寒い海域に多く生息していて、食用としてだけでなく、マッコウクジラなどのクジラやイルカの餌としても重要な資源になっている、なかなか海の食物連鎖を支える立派なイカだったりします。
ちなみに「ドス」という物騒な名前の由来ですが、体ががっしりとしていることから「ドスイカ」と呼ばれるようになったとのこと。「ドス」は重みや貫禄をイメージさせる言葉で、その迫力ある見た目や筋肉質な体つきが名前の元になっているそうです。
なんともいかつい。
国内での主な産地は北海道の羅臼。ただ、これがなかなかの曲者でして、表皮が非常に緩くて漁獲されてからの見た目が著しく悪いうえに、水分が多くて傷みが早く、食味も特に良いとは言えないため、遠隔地の市場に出荷されることはほとんどなく、主に産地で消費されているイカなんだとか。つまり、本来あまり遠くまで出回らないイカなわけです。
じゃあなんで筆者の地元のスーパーに、しかもロシア産で並んでいたのかというと、どうやら近年スルメイカが不漁のため、その代替原料として需要が増えてきているらしいんですね。なるほど、そういう巡り合わせで僕の手元にやってきたわけです。
味についての前評判はというと、身は胴もゲソも水分が多くて柔らかく、甘みや旨味もスルメイカなどに比べると少なく感じるとのこと。一方で、加熱調理しても柔らかく簡単に噛み切れるので、お年寄りや小さな子供でも食べやすいという、加熱に強い柔らかさが持ち味だったりもするようです。
さて、そんなドスイカについての豆知識がわかったところで、調理に移っていきます。
調理していく
それでは、実際に調理をしていきます。
今回ChatGPTに調べてもらったところ、ドスイカは煮付けか、バター醤油焼きで食べると良いとのことだったので、今回はバター醤油焼きでいただいていきたいと思います。
調理法はいたってシンプル。バターを敷いたフライパンに、ドスイカを投入して炒めていくだけです。

ただ、最初にそのまま入れた状態だとうまく火が通らなかったので、途中でキッチンバサミで足を切り分けていきました。このあたりは現場合わせです。

そして火が通ったら、醤油をかけて煮詰めていけば完成になります。

焼き色はあまり付いていないうえ、なんとも食欲をそそられない盛り付けになりましたが、まぁよしとしましょう。
食べてみる
それでは食べていきます。

食べた感じ、普通においしいイカ焼きですね。
ただ、どうやらドスイカの旨味の一因は肝もそのまま使うことにあるようなのですが、今回はスーパーの粋な計らいによって肝類がすべて処理された状態だったので、その旨味を十分に味わうことはできなかったのかもしれません。
とはいえ、イカ焼きとしては十分においしく、ちゃんと美味しくいただけたといえる仕上がりではありました。前評判では「水分が多くて旨味が少ない」なんて言われていましたが、バター醤油という濃いめの味付けでいただくぶんには、特に物足りなさは感じませんでした。
終わりに
いかがだったでしょうか。
ちなみに、今回のドスイカ、税抜きで177円でした。イカとしてはなかなかのお手頃価格です。
正直に言うと、足を切り分ける処理がやや面倒だったので、リピートは考えようかな、というのが本音だったりします。
決してまずいわけではなく、十分においしくいただけましたが、それならもともとボイルされて売っているイカを買った方が、手間という意味では断然ラクではあるな、と。
そんな感じで、これからも珍しい魚介類を見かけたらレビューをしていきたいと思うので、よければブックマークしていただければと。
それではー。



