スーパーで珍しげな魚を見かけると、とりあえず買って帰る習性のある当ブログ。
今回、鮮魚コーナーで目に留まったのがこちら。

こちらはイシモチですね。
アジやサバほどの大衆魚ではないものの、わりと認知度のある魚ではないかと。
今回、タイムセールで半額になっていたので、思わず買ってしまいました。
調べたところ、イシモチは塩焼きや煮付け、ムニエルやから揚げまで、多くの方法で美味しく食べられる使い勝手が良い魚のよう。
今回は、そんなイシモチがそもそもどんな魚なのかを軽くおさらいした後、塩焼きにして食べた感想を述べていきたいと思います。
それでは、いってみましょう!
イシモチ(シログチ)について
では実食の前に、イシモチが何者なのかをおさらいしておきます。

調べてみたところ、イシモチの標準和名は「シログチ」。スズキ目ニベ科に属する魚でした。「イシモチ」という名前は、頭の中にある耳石(内耳の石)が大きく、食べているときに口に当たることに由来するそう。ちなみに1950年代まではイシモチのほうが標準和名だったらしく、なんだか出世魚ならぬ”降格”を見ているようで面白いところです。
また、浮き袋を使って「グーグー」と鳴く習性から「グチ(愚痴)」とも呼ばれるとのこと。文句を言っているように聞こえるから、というわけですね。名前で損をしている感が否めません。
肝心の味はというと、淡白でクセがなく、ふっくら柔らかい白身が最大の特徴。脂でガツンとくるタイプではなく、上品でほぐれやすい身質です。高級かまぼこ(とくに小田原)の原料としても重宝されるほどの、きれいな白身なんですね。
ただし水分が多めで鮮度落ちが早いため、生で出回ることは少なく、塩焼き・煮付け・フライなど火を通す食べ方が定番。つまり焼いて食べるのが本命の魚というわけです。
さて、イシモチの正体がわかったところで、下処理に移っていきます。
下処理していく
イシモチは鮮度落ちが早い魚。なので、買ってきたらさっさと処理してしまいます。
まず、包丁の背でウロコを取ります。

続いて、腹を開いて内臓を取り除いていきます。

血合いまできれいに洗い流したら、下処理は完了です。
塩焼きにあたっては、ここでひと手間。焼く前に身の両面に飾り包丁(×の切り込み)を入れておきます。

火の通りが良くなり、見た目も少しそれっぽくなるわけです。そのうえで全体にふり塩を。
塩を振ってしばらく置き、出てきた余分な水分を拭き取ってから焼くと、水っぽさが抑えられてより美味しく仕上がるとのこと。
イシモチのような水分多めの魚には、地味に効くひと手間です。
焼いていく
下処理さえ済めば、あとは焼くだけ。網にのせて、こんがりと焼いていきます。

そして、焼き上がりがこちら。

皮はパリッと、身はふっくら。いい感じに焼き色がつきました。
飾り包丁のおかげで、それっぽい見栄えにもなりました。
食べてみる
それでは食べていきます。

食べた感想としては、やわらかくて、普通に美味いです。
淡白でクセがなく、ふっくら柔らかい白身です。
また、塩焼きにしたおかげで、ほんのりした上品な甘味がよく引き立ちます。
塩だけで十分にうまい、というのは、雑味のないきれいな白身だからこそですね。
これで半額のお値打ち価格なら、買ってよかったですね。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回のイシモチの塩焼き、満足度はかなり高めでした。クセのない上品な白身で、塩焼きにすればまず外さない。
「イシモチってどうなの?まずいの?」と気になって検索してきた方に向けてお答えするのであれば、結論、とりあえず塩焼きにすれば普通に美味いです。
見かけたら一度試してみる価値は十分にあります。
ちなみに、当ブログでは有名チェーン店の再現レシピや、プロのレシピを集めた生み出したガチレシピも公開していますので、よければこちらもどうぞ。
それではー。




