ポンドステーキ肉でシャリアピンステーキを作ってみた話

一般家庭の底意地を見せるため、あくなき料理の探求を続ける当ブログ。

今回はスーパーの精肉コーナーで面白いものを見つけてきたので購入しました。

それがこちら。

こちらは、ポンドステーキ用の肩ロース肉です。

ちなみにオーストラリア産。

画像で伝わるかわかりませんが、かなり分厚いです。

ちなみにポンドステーキとは、肉の重量単位で1ボンド=約453.6グラム(約454g)のステーキを指します。

今回の肉も、460gという堂々たる肉塊。

これはもう、普通に焼いて食べるだけではもったいない。

せっかくだから豪勢にいきたい

そこで思いついたのが、シャリアピンステーキ。これは帝国ホテル発祥の、玉ねぎをたっぷり使った伝統的なステーキ料理ですね。

今回購入したステーキは分厚い赤身肉なので、玉ねぎに漬け込んで柔らかくするシャリアピンステーキの技法はうってつけだと思った次第。

そんなわけで、今回は、帝国ホテルの公式レシピChatGPTのアドバイスを参考にしながら、本格シャリアピンステーキを作っていきたいと思います。

結果的には大満足の出来だったので、興味がある方は是非最後までご覧ください。

それでは、いってみましょう!

シャリアピンステーキについて

さて、シャリアピンステーキについて少し触れておきましょう。

シャリアピンステーキは、1936年に帝国ホテルで誕生した料理。当時来日していたロシアのオペラ歌手、フョードル・シャリアピン氏のために考案されたとのこと。

シャリアピン氏は歯の調子が悪く、柔らかい肉料理を所望したそうで、帝国ホテルの料理長が玉ねぎですりおろしてマリネし、柔らかくしたステーキを提供したのが始まりだとか。

玉ねぎに含まれる酵素には、肉を柔らかくする効果があるため、科学的にも理にかなった調理法なわけですね。

一説では、当時の日本で上質な牛肉を手に入れることは困難だったようで、「安価な肉をいかに柔らかくするか」という考えの元、この調理法に至ったとのこと。

今回の分厚いオーストラリア産牛肉も美味しくいただけるようになるか、見ものですね。

それでは、早速作っていきましょう。

材料

それでは、材料の確認です。

【1人分(贅沢サイズ)】

牛肩ロース(ポンドステーキ用)……460g
玉ねぎ(すりおろし用)……2/3個
玉ねぎ(みじん切り用)……1と1/3個
……肉の重量の0.8%(約3.7g)
黒胡椒……適量
サラダ油……適量
バター……大さじ2程度

<シャリアピンソース仕上げ用>
バター……小さじ2
……少々
醤油……少々
……小さじ2

玉ねぎは合計で2個使います。すりおろし用とみじん切り用で分けるのがポイントですね。

ちなみに玉ねぎを2/3個としたのは、ChatGPTのこだわりです。彼曰く、どうやらこれが最適の量であるとのこと。

シャリアピンソースについては、帝国ホテルはバターと塩だけでしたが、それだと上品すぎるので、醤油と酒を追加しました。

本当であればニンニクも入れたいところでしたが、そこは次の日予定があったため我慢しました。

作っていく

それでは作っていきましょう。

工程1:飴色玉ねぎを作る

まずは時間のかかる飴色玉ねぎから。みじん切り用の玉ねぎ1と1/3個をみじん切りにします。

フライパンにバターを入れて熱し、みじん切りにした玉ねぎを投入。弱火でゆっくりと、焦がさないように炒めていきます。

これを20〜30分くらい、ひたすら炒め続けます。

こんな感じで飴色になったら、塩を少々加えて一旦取り出しておきます。

工程2:玉ねぎペーストで肉をマリネする

次に、すりおろし用の玉ねぎ2/3個をすりおろします。

肉の両面に、この玉ねぎペーストを1cm厚くらいにたっぷり塗っていきます。

ラップをして冷蔵庫へ。漬け時間は30分きっちり。

ここで重要なポイント。ChatGPTによると、45分を超えてはいけないとのこと。玉ねぎの酵素で肉が柔らかくなりすぎて、もはや「柔らかい」を通過してしまうらしいです。30分きっちり守りましょう。

工程3:玉ねぎを落とす(ここが三つ星ポイント)

30分経ったら、肉を冷蔵庫から取り出します。

ここからが重要。表面についた玉ねぎペーストを、手で優しく拭い取ります。

ポイントは「洗わない」「叩かない」こと。表面がほんのり湿る程度でOKです。玉ねぎの香りと酵素の効果は肉に染み込んでいるので、表面を洗い流す必要はありません。

工程4:塩は焼く直前に

塩は焼く直前に振ります。肉の重量の約0.8%、今回は460gなので約3.7gを両面均等に。

ちなみに、黒胡椒は今は振りません。先に振ると焦げてしまうからですね。これもChatGPTからのアドバイス。

工程5:焼き(ロースは”静かに”)

いよいよ焼いていきます。

フライパンを中強火で予熱し、油を薄く敷きます。

肉を置いたら動かさない。これが鉄則です。

焼き時間の目安は、片面2分30秒。

残った玉ねぎが焦げてしまいましたが、かまわず返して2分焼いていきます。

そして焼き終わったら、ここで火を弱め、バターを投入。

バターが溶けたら、スプーンで肉に回しかけながら30秒ほど。これで内部温度52〜54℃、ミディアムレアの仕上がりを目指します。

工程6:休ませる(5分)

焼き上がったら、すぐに切ってはいけません。

アルミホイルでふわっと包んで、5分間休ませます。この時間で肉汁が落ち着くとのこと。

工程7:シャリアピンソースを仕上げる

肉を休ませている間に、ソースを仕上げます。

肉を焼いたフライパンは洗わずに、バターを追加。先ほど作っておいた飴色玉ねぎを投入して炒め合わせます。

肉汁と飴色玉ねぎが混ざり合って、なんとも言えない良い香りが漂ってきます。塩、黒胡椒で味を調えたら、シャリアピンソースの完成。

工程8:盛り付け

休ませた肉をカットし、シャリアピンソースをたっぷりかけて盛り付けます。

そんなこんなで完成したわけですが、出来上がりはこちら。

飴色玉ねぎのソースもいい感じに仕上がっています。

食べてみる

それでは食べていきます。

まずは肉だけで一口。

……うん、これは美味しい。

肉厚なのに、玉ねぎでマリネしたおかげか程よく柔らかい。噛むほどに肉の旨味が広がってきます。そして何より、バターの風味が効いていて、実に濃厚な味わい。

シャリアピンソースと一緒に食べると、これがまた格別。飴色玉ねぎの甘みと、肉汁が混ざり合ったソースが、肉の旨味をさらに引き立ててくれます。

正直、ここまで本格的な味になるとは思っていませんでした。帝国ホテルのレシピとChatGPTのアドバイス、恐るべし。

460gという量も、シャリアピンソースのおかげでペロリといけてしまいました。危険な美味しさです。

終わりに

いかがだったでしょうか。

今回は、オーストラリア産の肩ロースポンドステーキ用肉を使って、本格シャリアピンステーキを作ってみました。

やってみた感想としては、工程は少し多いものの、一つ一つは難しくないということ。玉ねぎをすりおろしてマリネする、飴色玉ねぎを作る、焼いて休ませる。基本に忠実にやれば、自宅でも帝国ホテルの味に近づけるのではないかと。

ポイントをまとめると、マリネ時間は30分きっちり守ること、玉ねぎは洗い流さず拭い取ること、塩は焼く直前に振ること、そして焼いた後は5分休ませること。この4つを押さえておけば、かなり本格的なシャリアピンステーキが楽しめるかと思います。

ポンドステーキ用の分厚い肉を見かけたら、ぜひシャリアピンステーキに挑戦してみてください。普通のステーキとは一味違う、贅沢な味わいが楽しめますよ。

また、あまり関係はありませんが、当ブログでは肉料理だったり、ちょっと贅沢なレシピだったり、いろいろと料理に関する記事を載せているので、よければそれもご覧をいただければと。

それではー。

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