映画『シェフ』に登場するキューバサンドを作った話

料理

突然ながら、実はこの前『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』という映画を観ました。

ざっくり言うと三つ星レストランの一流シェフがなんやかんやあってレストランを辞めてフードトラックを始めるといった内容で、映画自体とても良かったのですが、その中でも目を奪われたのが、そんなフードトラックで販売するキューバサンドという食べ物です。

キューバサンドというのはその名の通りキューバのご当地料理で、ソフトなパンにマスタードを塗り、ローストポーク、ハム、チーズ、ピクルスを挟んで両面を焼き上げたもので、アメリカにとってのハンバーガーのようなファストフード的な扱いの食べ物。

映画の中では三つ星レストランのシェフであるジェフが、あえてそんなファストフードのキューバサンドをフードトラックで売り歩くわけですが、そんな映画内のキューバサンドがなんとも美味しそうなのです。

というわけで、今回はそんなキューバサンドを、可能な限り再現をしていきたいと思います。

結論から言うとかなり美味しかったので、もし一風変わった食べ物を作ってみたいという方には参考になるかと。

それではいってみましょう。

材料

まずは材料確認です。

【6人分】

豚ロースブロック……………600g

・バゲット……………2本

有塩バター……………60g

チェダーチーズ……………6枚

ピクルス……………8本程度

ハム……………6枚

ブライン液

オレンジジュース……………240cc

岩塩……………大さじ1半

黒胡椒……………適量

オリーブオイル……………大さじ1

ニンニク……………4片

ハチミツ……………大さじ2

ローリエ……………2枚

セージ……………適量

タイム……………適量

ローズマリー……………適量

オレガノ……………適量

実は映画『シェフ』で作られたキューバサンドは、公式レシピが公開されています。

それを確認したところ、キューバサンドのローストポークを作る際にはブライン液に半日から一日漬けた後にマリネ液に二時間浸してから焼くという二段階の工程があり、材料もそれなりに用意する必要があることから、今回はそのレシピを参考に簡略化したものを考案しました。

ちなみに、今回の漬け込み液には米酢とスパイスラムをなくしているのと、砂糖をハチミツで代用しています。

また、マリネ液にはライム果汁やコリアンダー、クミン等が含まれており、加えるか迷ったものの、今回は見送ることに。

そのため、以前やったケンタッキーフライドチキンの再現の時とおおよそ同じラインナップのハーブですね。

さて、それでは作っていきます。

調理していく

さて、キューバサンドで一番の難関はなんといってもローストポーク。

今回は前述の通りブライン液に一回漬け込むだけの比較的簡単なレシピにしています。

ジップロックに豚ブロックとブライン液の材料を入れて、そのまま半日冷蔵庫の中で漬け込みます。

その後は、室内で常温に戻し、水気を拭き取って油を敷いて、表面を焼いていきます。

焼き上がったらアルミホイルに包んでオーブンへ。

ローストポークを作る際一番難しいのがこのオーブンの焼き時間。

時間をかけすぎると固くなり、逆に少ないと生焼けになってしまいます。

気温やブロック肉の質量、形状によっても火の通りが違うので正解はありませんが、今回は180℃で18分焼いた後、30分程オーブンの中で休ませました。

そして焼き上がりがこちら。

ローストポークとしては火が通り過ぎているかもしれませんが、まぁ及第点でしょう。

ローストポークが出来上がったら、いよいよ具材をパンに挟んでいきます。

まずバターを敷いてバゲットの内側を焼きます。

本来、キューバサンドではキューバご当地のソフトなパンを使用するようですが、今回は形状の似たバゲットで代用します。

焼き色が付いたら取り出します。

そこにマスタードを塗って、

焼いたハムを乗せて、その上にローストポークとピクルスを乗せます。

最後にスライスチーズを乗せます。

そして最後にバターを敷いたフライパンでキューバサンドを焼いていきます。

キューバサンドは本場では鉄板で挟んで焼く専用の機械で最後焼き目をつけます。

そのため、この時はペシャンコになるようにヘラで押したり重石を乗せたり、あるいはホットサンドメーカーで作ると良いかもしれません。

今回はフライパンの上にスキレットを重石として乗せました。

そうして出来上がったのがこちら。

では、早速食べていきます。

食べた感想とか

食べてみた感じですが、脂たっぷりのローストポークとハムにバターの効いたパンという、まさしくカロリーの暴力の中にピクルスとマスタードの酸味が効いていて、めっちゃ美味しいです。

味としては、まさにハンバーガーやその系統ですね。

今回ローストポークのブライン液にオレンジジュースを使用したので、どんなものになるか気になっていましたが、意外と柑橘らしさはなく、いい感じで豚肉の臭みを抜いてくれていていい仕事をしていました。

公式レシピではそこにマリネ液でオレンジピールやライム果汁等が足されるので、そちらでは柑橘系の酸味もするのかもしれません。

まぁなんにせよ、今のままで十分美味しいです。

パンもバゲットを使用したので本場より硬めなはずですが、全然これで美味しいです。

最後に

いかがだったでしょうか。

個人的にはこれは試す価値ありの美味しいファストフードだと思います。

おそらくはまたいずれ作ることになるでしょう。

ちなみに、今回取り上げた映画『シェフ』は、Amazon primeやU-NEXTの見放題で視聴できるので気になった方がいればよければ。

それではー。

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