スーパーで珍しげな魚介類を見かけては淡々とレビューを綴っている当ブログ。
今回もスーパーの鮮魚コーナーで見慣れないものを見つけてしまい、気づいたらカゴに入れていました。
それがこちら。

「いたや貝の貝柱」です。
小ぶりな貝柱がゴロゴロと入って398円。見た目はベビーホタテの貝柱にそっくりなわけですが、パッケージにはしっかりと「いたや貝」の文字。ホタテとは別物らしい。
あと、サイズ的にも一回り小さい。

今回は、そんないたや貝に関する豆知識を紹介した後、バター醤油焼きにして食べてみた感想を述べていきたいと思います。
いたや貝について
せっかくなので、調理の前にいたや貝についておさらいをしていきたいと思います。

いたや貝(イタヤガイ)は、イタヤガイ科イタヤガイ属に分類される二枚貝。漢字では「板屋貝」と書き、貝殻の模様が板葺きの屋根に似ていることからこの名前がついたとのこと。
見た目はホタテにそっくりなんですが、いくつか違いがあります。
まず、サイズ。いたや貝はホタテよりも小ぶりで、貝柱も小さめ。いたや貝の貝柱は「小柱(こばしら)」とも呼ばれたりします。
次に、生息地。ホタテは北海道や青森など寒い地域が主な産地ですが、いたや貝は北海道南部から九州までとわりと広範囲に生息しています。水深10〜80メートルの砂底にいて、敵に襲われると殻をパクパクさせて泳いで逃げるという、なかなかアグレッシブな一面も持っているようです。
そして最大の違いが流通量。ホタテは養殖が盛んで安定供給されていますが、いたや貝は養殖が難しく、天然物も年によって漁獲量がかなりバラつくとのこと。大量発生する年もあれば、まったく獲れない年もあるらしく、市場でもレアな存在なわけです。
ちなみに、いたや貝は高タンパクで、タウリンやグリシンといったアミノ酸も豊富に含まれているそうです。
栄養ドリンクでおなじみのタウリンが貝から摂れるというのは、なんだかお得。
さて、そんないたや貝についての豆知識がわかったところで、調理に移っていきます。
材料
それでは、材料の確認です。
【1人分】
- いたや貝の貝柱……1パック(398円)
- バター……10gくらい
- 醤油……適量(味見しながら調整)
- 塩……少々
紹介するほどでもないですが、念のため。
作っていく
それでは作っていきましょう。
といっても、工程はめちゃくちゃシンプルです。
まずはいたや貝に塩を振って、水気を抜いていきます。

いたや貝はホタテと比べて、水っぽいとのこと。
そして、フライパンに小量の油を入れていたや貝の貝柱を投入。

次に酒を回しかけて軽く蒸し焼きに。貝柱にほんのり焼き色がついてきたら、醤油とバターを加えていきます。

ここで1つ注意点。醤油は少しずつ入れて、味見をしながら調整した方がいいです。
筆者は最初に入れた量が少なすぎて、味が薄い状態でしばらく焼いてしまいました。
塩で最終的な味を微調整して、全体にタレが絡んだら完成。
そして、出来上がりがこちら。

バター醤油のいい照りが出ていて、見た目はかなり美味しそう。小さな貝柱が皿の上にゴロゴロと並んでいる光景は、居酒屋のお通しっぽくもあります。
食べてみる
それでは食べていきます。

まず口に入れて感じるのは、貝柱自体の甘味と香り。
バター醤油の風味と非常によく合っていて、シンプルながら文句なしに美味しい。
半生の状態に仕上がっているので食感が柔らかく、しかも身が小ぶりなのでパクパクいけてしまいます。ビールに超合う。
方向性としてはホタテのバター醤油焼きとほぼ同じですが、ホタテほどの「ドンッ」とした旨味の塊感はなく、もう少し繊細で上品な甘味という印象。これはこれで良い。
ただ、前述の通り醤油の量は味見をしながら調整した方がいいです。最初薄味だった時は「ん? バターで焼いただけ……?」という感じだったので、醤油の存在はかなり大事。
終わりに
いかがだったでしょうか。
恒例の「リピートするか」のジャッジですが、今回この量で398円。正直に言うと、割引されてたら買うかな、といった感じです。
貝柱は美味しいですし、調理も簡単でした。バターを溶かして焼いて醤油をかけるだけなので、料理スキルはほぼ不要。
ただ、いかんせん小ぶりな貝柱なので、おかずとしてはお腹が膨らまないのが正直なところ。
おつまみとしてはかなり優秀だと思いますが、メインのおかずにするのは厳しいかと。
いたや貝自体がスーパーであまり見かけないレアな存在なので、もし見つけたら話のネタに一度試してみるのはアリだと思います。
また、当ブログでは魚介類を中心にいろいろと料理に関する記事を載せているので、よければそちらもご覧をいただければと。
それではー。





