珍しい食材があるとすぐに衝動買いをして調理を試みようとする当ブログ。
これまで様々な魚介類を刺身やら煮付けやらで食べてきたわけですが、今回はちょっと変わり種です。
それがこちら。

鯨の刺身用ブロックです。
鯨については、以前ユッケを食べた感想を紹介したことがありました。
その際は、ユッケの味付けが強く、あまり鯨らしさを感じられないまま終わってしまいました。
そんな鯨肉といえば、昭和世代には給食の定番だったらしいですが、いかんせん平成生まれの筆者にはあまり馴染みがない食材なわけです。
スーパーで見かけることも稀で、「なんか高級そう」「クセがありそう」くらいのイメージしかなかったのですが、先日たまたま鮮魚コーナーで発見。
なかなかにいいお値段だったのですが、これは買うしかないと購入。
今回は、この鯨の刺身を食べてみた感想と、食べていて気になったことをChatGPTに聞いてみた結果について紹介していきたいと思います。
鯨について
さて、食べる前に鯨についておさらいをしておきます。

鯨は言わずと知れた海に住む哺乳類。魚ではありません。イルカの仲間であり、地球上最大の動物であるシロナガスクジラもこの仲間に含まれます。
日本では古くから鯨を食用としてきた歴史があり、捨てるところがないと言われるほど、肉から骨、皮、内臓まで余すところなく利用されてきたとのこと。
ちなみに、現在流通している鯨肉の多くは調査捕鯨や沿岸捕鯨によるもので、ミンククジラやイワシクジラなどが主な種類だそうです。
そんな鯨肉ですが、年配の方からは「独特の臭みがある」「硬い」「パサパサしてる」といった話をよく聞かされたものでしたが、果たして実際のところはどうなのか。
食べて確かめていきます。
食べてみる
それでは食べていきます。

醤油とわさびでシンプルにいただきます。
まず、口に入れて最初に感じたのは、しっかりとした歯応え。
これ、魚の刺身とは明らかに違います。どちらかというと、レアの牛肉に近いような歯応えと味わいなわけです。
まぁ、哺乳類なので納得できるといえば納得できます。
魚に例えるなら、新鮮な真鯛の刺身くらいの歯応えはあるかもしれません。ただ、あのコリコリ感とも少し違うので、あくまで目安ですが。
脂も適度に乗っていて、これもまた牛肉のような感じ。口の中でとろけるというよりは、噛むほどに旨味が出てくるタイプです。
ただ、牛肉と比べると若干レバーのような臭みは感じます。鉄分っぽいというか、血の気が強いというか。これが苦手な人は苦手かもしれません。
個人的には許容範囲というか、むしろこれが鯨の個性だと思えば全然アリでした。
総評としては、「魚の刺身を期待して食べると違和感があるけど、肉の刺身だと思って食べればとても美味しい」という感じです。
牛肉と鯨は近いのか、ChatGPTに聞いてみた
さて、食べていてふと思ったわけです。
「鯨の刺身、めちゃくちゃ牛肉のレアに似てるな」と。
で、気になったので聞いてみました。ChatGPTに。
「鯨と牛肉って、同じ哺乳類だけど、生物的にはどれくらい離れてるの?」と。
すると、かなり興味深い回答が返ってきたわけです。
生物学的な距離感
結論から言うと、「同じ哺乳類だけど、親戚としてはそこそこ遠い。でも”赤身っぽさ”が似る理由はちゃんとある」とのこと。
ざっくり系統で並べると、こうなるらしいです。
哺乳類
├── 偶蹄類グループ
│ └── 牛・鹿・羊 など
│ └──(ここから分岐)
│ └── クジラ・イルカ類
├── 霊長類(ヒト)
└── 食肉類(犬・猫)重要ポイントはこれ。
- 鯨は魚じゃない(当たり前だけど重要)
- 牛と鯨は、わりと最近(地質学基準)まで同じ陸上哺乳類の仲間
- 鯨は「海に戻った偶蹄類」
分岐したのは約5,000万年前くらいとのこと。人とチンパンジーの分岐が約600万年前なので、それよりはずっと前だけど、哺乳類の中では案外近い部類らしいです。
じゃあ、なんで味が牛レアに似るのか
ここが面白かったところ。
ChatGPTによると、鯨肉と牛肉の味が似ている理由は大きく2つあるとのこと。
① 赤身の正体がほぼ同じ
鯨肉も牛肉も、ミオグロビンが多い赤筋肉なわけです。
ミオグロビンというのは、鉄分っぽい、血の旨味を感じさせる成分。これが多いから、両方とも深い赤色をしていて、あの独特の風味がある。
魚の白身とは完全に別物で、つまり「魚の刺身」じゃなくて「哺乳類の生肉」方向の味ということになります。
② 脂の質が近い
鯨脂は魚油よりも動物性脂肪寄りとのこと。融点が低く、口溶けが「肉」なんだそうです。
だから、「生なのに魚臭くない」「鉄っぽくて、獣感がある」という感想になるわけですね。
納得した
これを知って、「なんか牛肉っぽいな」と思ったのは偶然じゃなかったことにとても安心しました。
鯨は海にいるから魚の仲間だと思いがちだけど、実際は「海に戻った牛の遠い親戚」だと考えると、味が似ているのも頷けます。
こういう「なんで?」を調べていくのも、楽しいですね。
終わりに
いかがだったでしょうか。
鯨の刺身は、お値段も張るので、正直に言うと「美味しい!また食べたい!」というほどではなかったのですが、一度は体験しておいて良かったなと思います。
何より、食べていて感じた「牛肉に似てる」という違和感から、生物学的なつながりまで調べることになったのは、良い知的冒険でした。
鯨は魚じゃない。牛の遠い親戚。そして味が似ているのには理由がある。
珍しい食材を食べると、こうやって新しい発見があるので面白いですね。
この記事の他にも、当ブログでは色々と珍しい食材について紹介しているので、よければ読んでいただければと。
それではー。





