さて、皆様は黒炒飯なるものの存在をご存知でしょうか。
これは一昔前の美少女アニメのヒロインが作る焦げに焦げ切った炒飯とはまた別物で、れっきとした中華料理です。
京都に本店を構えるラーメン屋新福菜館でも、黒々しいスープのラーメン同様に黒々しい黒炒飯が提供されていますね。
そんな黒炒飯ですが、その黒い見た目の秘密は、どうやらたまり醤油によるもののよう。
たまり醤油とは、よく見る濃口や薄口の醤油よりも原材料の大豆の比率が高く、熟成期間も長い醤油になります。
そのため、深い旨味が特徴で、よくスーパーで刺身醤油として見かけるかと思います。
今回は、そんなたまり醤油を使って、黒炒飯を作っていきたいと思います。
結論、思っていたよりとても簡単に仕上がったので、是非最後までご覧いただければと思います。
材料
それでは、材料の紹介です。
白ご飯……200g 全卵……1個 白ねぎ……ふたつまみ程度 豚ひき肉……30g程度 たまり醤油……小さじ2 濃口醤油……小さじ1 砂糖……小さじ1 ラード……適量
豚ひき肉については、今回は同時並行で餃子を作っていたので、餃子の種を使用していきます。
作っていく
それでは調理に移っていきます。
まず、用意している白ご飯を容器などに入れ、冷蔵庫でしっかりと冷やしておきます。
というのも、日本の食卓に並ぶ白米はデンプン質が多く、暖かい状態だと米同士がくっついてしまうため、炒飯には不向きなわけです。
そのため、あらかじめ冷やご飯にしておくことで、炒めたときにパラパラにしておこうという魂胆です。
米を冷やしている間に、その他のものを準備しておきます。
白ねぎを刻み、卵を割って溶き卵を作り、調味料を混ぜておきます。
ちなみに、今回使用したたまり醤油は、業務スーパーで購入した本場中華ものになります。
本場の醤油によってどのような味になるのか楽しみです。
ちなみに、炒飯は時間との勝負なので、あらかじめ材料を並べておくと作りやすいです。
準備を終えたら、フライパンに火をつけラードを溶かし、そこに白ねぎと豚ひき肉を投入していきます。
軽く炒まったら、溶き卵を投入し、すかさずご飯を入れて炒めていきます。
そしてそこからはご飯がパラパラになるまで炒めていきます。
ある程度たまったら、調味料を投入し、再度炒めていきます。
醤油は非常に焦げやすいので、注意が必要です。
炒め終わったら、皿に盛り付けていきます。
完成したのがこちら。
いい感じに黒くなったんではないでしょうか。
食べていく
それでは、実食に移っていきます。
たまりじょうゆと砂糖の甘辛さと香ばしさがよく出ており、非常においしいです。
子供も好きな味なのではないでしょうか。
ただ、豚ひき肉の代わりに餃子の種を代用したこともあるのかもしれませんが、肉の旨味といった動物系の旨みが足りない気がしたので、次回はチャーシューを使ってみても良いかなと思いました。
とても簡単なので、よければいちど作ってみていただければと思います。
また、当ブログでは本格ラーメンのレシピも公開しているので、よければこちらもどうぞ。
それではー。