ブラジルの軽食「パステル」なるものを作ってみた。

料理

ドンキなんかを歩き回っていると、外国からの輸入らしき食品に出くわすことがないでしょうか。

巨大なソーセージやアヒルか何かの巨大な卵、キヌアやひよこ豆、日本ではなかなかお目にかかれない色味をした炭酸飲料等々………。

見ていてとても面白いわけですが、実際に購入してそれを料理にしているのは、海外からやってきた外国人の方くらいではないでしょうか。

というのも、我々が材料だけ見ても、活用法がわかるのは現地の方くらいなもので、どんな料理に使えばいいのか、まるで想像がつかないわけです。

今回は、そんな軽いブラックボックスと化しているこの領域に足を踏み入れることにしました。

今回購入した商品がこちら。

パステル用生地と書かれた商品。

これはドンキで遠目からよく見かけていて、「一体これはなんなのだ」とずっと気になっていたものでした。

原材料を見ると「小麦粉、植物油、卵」といった記載があることと、包装をよく見るとパステルらしき写真も写っていることから、「揚げる用のパイ生地」に近いものかと推察されます。

さて、今回は、そんなパステルが一体何者かということと、実際に調理をして食べてみた感想を紹介していきたいと思います。

パステルについて

まず、パステルというものがわからない方向けに書くと、これはブラジル料理で、具材を生地に包んで揚げたものになります。

身近なものだと、揚げピザに近い感じでしょうか。

現地ではサンドイッチやホットドッグのような軽食に位置付けされており、フェイラと呼ばれる路上の屋台で売られているようです。

そんなパステルの具材はサンドイッチ同様豊富な種類があるようで、ひき肉と玉ねぎを炒めたものや、ハムトマトチーズを挟んだもの、その他にはバカリャウと呼ばれる鱈の塩漬けを挟んだり、バナナとシナモンを挟んだデザート的なものもあるようです。

パステルの材料とか

そんなパステルですが、今回は調べた感じ一番美味しそうだった、ミートソースに近い調理をしたものをメインに、茹で卵とチーズをトッピングしたものを作っていきたいと思います。

材料はこちら。

パステル用生地………450g

米油(その他の油でも可)………適量

【ミートソース】

牛ひき肉………400g

玉ねぎ………2個

にんじん………1本

ニンニク………2かけ

トマト缶……………400g

ケチャップ………適量

ウスターソース………適量

……………適量

オレガノ………適量

クミン…………適量

ナツメグ………適量

【トッピング】

茹で卵………4個

チーズ………適量

ちなみに、これらは売られていたパステル用生地を全て使い尽くすだけの量の具材なので、半分や1/4くらいでも大丈夫です。

調理していく

さて、それでは調理していきます。

まず、米油を適量入れて、微塵切りにしたにんじんと玉ねぎを炒めていきます。

玉ねぎが飴色になったら取り出し、少量の米油を入れて微塵切りにしたニンニクを投入し、香りを出していきます。

その後、ひき肉を投入して炒め、火が通ったら先ほどのにんじんと玉ねぎを追加します。

今回、ひき肉が硬くなるのが嫌だったので上記の調理をしましたが、最初にひき肉とニンニクを炒めてから玉ねぎとにんじんを投入すると、よりお手軽に行えます。

ある程度混ぜたら、トマト缶を投入して、各種スパイスと調味料を振りかけます。

トマトに火が通り、味を微調整したら完成です。

次は生地に具材を乗せていきます。

パステル生地を広げ、適度なサイズにカットして、先ほどのミートソース、チーズ、茹で卵を乗せていきます。

乗せ終わったら閉じて、フォークで生地と生地を付けていきます。

最後に、熱した油で揚げていきます。

この時、パステルの生地はすぐに火が通ってしまうので注意が必要です。

そしてできあがったのがこちら。

まぁまぁいい感じにできたのではないでしょうか。

最後に、食べた感想をつらつら書いていきます。

食べた感想とか

食べた感想というほどでもないですが、一言で言うと「一味変わったミートパイ」といった感じでしょうか。

材料からもわかる通り、わかりやすく美味しい味です。

ミートソースのクミンがいい感じのパンチを出してくれていて、一風変わった味わいを与えてくれていました。

ちなみに、この後「アボカドも入れたら美味しいんじゃないか………?」と、これにアボカドも加えたパステルも作りましたが、それはアボカドで全体の味がボケてしまう感じがして、イマイチでした。

まぁ、作り方にもよるのでしょうが。

今回パステルの生地を購入しましたが、普通に汎用性が高そうで他にもいろんな料理に活用できそうな印象でした。

一つ問題があるとするなら、450gと結構な量が入っており、冷蔵庫に保管すると一日で乾燥し始めるので、使い方や保存方法を考えておかないといけないかもしれません。

子どもも大好きな味だと思うので、よければ一度作ってみていただければと。

それではー。

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