こと料理について一風変わった情熱をつぎ込んでいる当ブログ。
普段は珍しい魚や変わった料理、再現レシピなどを紹介していますが、今回は少し切り口を変えて、「これを買ってから料理を作るのが楽になった」というライフハック的なグッズを紹介していきたいと思います。
料理好きの方にとっては当たり前なものも少なくないかもしれませんが、一人暮らしを始めて「えっ、料理って大変。。。」と思っている自炊ビギナーには役に立つこと間違いなし。
今回、一人暮らしを始めたばかりのn年前の自分に向けたアドバイス的な感じで紹介していきたいと思います。
それでは、いってみましょう!
紹介していく
まずは、基本となる調理器具を見ていきたいと思います。
28cm深型フライパン
まず最初に紹介したいのが、こちらの筆者イチ押しアイテム。
フライパンの種類は数あれど、この28cm深型フライパンほど役に立つフライパンの形を私は知りません。
炒め物、煮物、焼き物、大抵の調理はこちらでできます。
なにせサイズが大きいので、作り置き用の大量調理の他、カレールーひと箱を使ったカレーもこのフライパン一つで作れます。
「大は小を兼ねる」と言いますが、まさにそれを体現するのがこのフライパン。
ちなみに、過去記事を見ていただければわかりますが、当ブログ内のフライパン調理の際も、9割方こちらのフライパンを使っています。
筆者は洗い物を溜めがちなので、取っ手が取れるタイプのティファールの深型のものを3つ所持しています。
ティファール 取っ手のとれる 炒め鍋 28cm 深型 中華鍋 ガス火専用 PFOAなどの有害物質不使用 「インジニオ・ネオ ロイヤルブルー・インテンス ウォックパン」 こびりつきにくさ長持ち ブルー L43719
そんな魅力に満ちた28cm深型フライパンですが、デメリットとしては、幅を取ること。
二口コンロにこれを二つ置くと、どうしても幅を取っていささかはみ出てしまいます(それでも筆者は2つ置いて使ったりしますが)
あとは、浅いフライパンと比べると底の面積が狭くなるので、ハンバーグ等の調理の際は、一度に調理できる量が少なくなります。
同サイズの浅いフライパンならハンバーグ4つ作れるところが、深型なら3つになるくらいのイメージ。
とはいえメリットは余りあるので、こちらは大手を振ってオススメします。
20cm深型フライパン
大半の調理は28cm深型フライパンで対応可能なのですが、唯一難しいのが、揚げ物調理。
これを28cmで行うと、とんでもない量の油を必要とするわけですね。
個人的見解としては、20cmくらいの深型を一つ持っておくと、油の量が少なくて済むうえちょっとした茹で料理、スクランブルエッグやウィンナーなんかの朝食作りといった小回りが利いていいでしょう。
さらには、28cm深型フライパンが幅を利かす二口コンロの片側にも置いておけるので、力強い相棒として買っておいて損はないでしょう。
キッチンばさみ(分解できるやつ)
「キッチンばさみなんてなくても普通のはさみでよくね?」
そう思っていた時期が私にもありました。
正直今でも、綺麗好きでキッチリテキパキとしていて、パッケージを切る程度の用途しかない専業主婦の方には、まるで必要のない代物だと思っています。
しかしながら、私のようにずぼらでめんどくさがりな社会人にとっては、キッチンばさみは頼もしい味方になってくれます。
そんな我々ずぼら勢のキッチンばさみの用途とは、ずばり食材のカット。
ネギや小松菜といった野菜類のカットはもちろん、何故か長いままの薄切り豚肉や鶏もも肉くらいまでの肉類もカットできます。
筆者は時々、刺身をぶつ切りにして漬けにする際にも使用しています。
正直、玉ねぎやニンジンを切るのは難儀ですし、鶏むね肉やブロック肉にも不向きですが、食材さえ選べば、料理が面倒な日の力強い味方となってくれるでしょう。
ちなみに、普通のキッチンばさみだと、接点付近の根本がうまく洗えなくて黄ばんできたりするので、分解できるやつがおすすめ。
食洗器対応だととても便利です。
以下、我が家でも使用している安心と信頼の貝印のキッチンばさみのリンクを載せておくので、参考まで。
ちゃんとしたキッチンスケール(0.1g単位2kg以上計れてなおかつそれなりに大きいやつ)
本格的に料理を始めると、キッチンスケール(計量器)を買う人も多いはず。

初心者のうちはなにもわからず、「とりあえず一番安いのでいいか」と思いがちですが、それが罠(トラップ)。
キッチンスケールにもいろいろと種類があるわけです。
まず一番気を付けないといけないのが、計れるグラムの最小単位。
1g単位と0.1g単位のどちらかになりますが、多少値段が張っても後者を絶対的にオススメします。
なにせ、料理本には「塩……1.5g」なんて表記もザラですし、そうでなくても、ちょっとでも料理にハマると、急にある時1gから2gに振れるという大雑把な単位の差を気にしてしまうわけです。
仮に小数点以下四捨五入という設計なら、0.5gと1.4gも同じということですし、そうでなくても、例えば1gと1.4gってけっこう違いますからね。
あとは、最大計量もとても重要です。
安いものは1kgのものが多いですが、これだと肉類や粉ものなど、対応できない場面が出てきます。
容器の重さ込みで1kgなので、限界がすぐに来てしまうわけです。
そのため、個人的には2kg以上のものをオススメしますが、正直ガラスボウルなんかを使う場合はそれでも足りないので、できれば3kgは欲しいところ。
加えて、キッチンスケールの大きさも重要で、できる限り大きいものをオススメします。
小さいキッチンスケールの場合は、ボウルや容器の底の形状によってはうまく計量皿に収まらずに正しいグラムが計測できない場合があるためです。
キッチンスケールなんて一度買えば滅多に買い替えるような代物でもないので、10年単位で上記の悩みをあれこれ抱えたくなければ、いいキッチンスケールを買うことをオススメします。
せいぜい1,000円か多くても2,000円の違いですしね。
商品リンクは、2kgと3kgのものを載せておきますので、比較ついでにどうぞ。
■2kgまで
■3kgまで
ステンレスピーラー
声を大にして言いたいのですが、ピーラーは100均ではなくいいものを買いましょう。

使用の際のストレスがまったく違います。
ピーラーにしても、一度買えば数年は買い替えることはないので、昼飯をケチってでもいいものを買いましょう。
こちらも食洗器対応のものがあるのでそちらがオススメ。
袋止めクリップ
使いさしの袋を輪ゴムで止める、という行為は、きっと誰しもしたことがあるでしょう。

しかし、そんな生活は今日で終わりです。
袋止めクリップを買いましょう。
平たい形状の袋を輪ゴムでひとまとめにしてくくろうなどという、その試みがもはやナンセンス。
明らかに所々空いていて、密封とは程遠いです。
加えて、鋭利な袋の端で切れたり、輪ゴムの劣化で切れたりと、うまくいかずにちょっとしたストレスが積もっていくのも輪ゴムの特徴。
それに引き換え袋止めクリップは、少し初期投資は必要なものの。袋をそのままの形で密封してくれます。
その性能は、ポテトチップスやせんべいがそのまましけらずにおける程度かと聞かれれば、決してそうではありませんが、それでも見た目からくる心理的安心感は担保できます。
一応参考までに商品リンクを貼っておきますが、正直ダイソーでいいです。
ダイソーであらゆるサイズを大量に買い込みましょう。
一度試せば、家じゅうのすべてを留め終わるまで袋止めクリップの購入が止まらないはず。
ひとまとめになってる計量スプーン
タイトルを見てよくわからない方もいるかと思いますが、要は「2.5ml、5ml、10ml、15ml」等々のメモリがついた大きな計量スプーンです。
計量スプーンのなにが嫌かと言うと、ちょっとでも調味料の容器の傾け方を誤ると、調味料が計量スプーンからこぼれてしまうこと。
15mlならまだ力加減できますが、5mlくらいになるともう至難の業。
あれは調味料がもったいないのもそうですが、料理をするうえでのトップクラスのストレスになるわけです(筆者だけでしょうか?)
こちらも一応商品リンクを貼っていますが、ダイソーに十分機能するものがあるので、店舗で買うのが面倒な方以外はそちらでよいでしょう。
デジタル計量スプーン
計量ばかりですみません。
でも、料理の時に計量っていうものが本当に面倒でストレスなんです。
このデジタル計量スプーンは、主に塩と砂糖のグラム数を測るときと、液体なのになぜかmlではなくグラム表記で記載されているレシピを作る際に使います。
mlの時は前述の計量スプーン、グラムのときはこのデジタル計量スプーンを使用するイメージです。
「いや、いいキッチンスケールを買ったんだから、そっちでいいじゃん」と、そう思う方もいるかもしれませんが、キッチンスケール自体取り出すのも面倒だし洗い物も増えるので、ずぼらな人間はできる限り使いたくないのです。
それでも、例えば煮物や肉の下味をつけるといった場面で、塩や砂糖といった、ミスれば料理が終わってしまう根幹の調味料については、計る必要があります。
このデジタル計量スプーンは、そんなときに使います。
とはいえ、こちらは購入の優先順位としては低くても大丈夫です。
次回は調理家電と消耗品篇
いかがだったでしょうか。
世の中のSNSにあまり触れておらず、ほとんどが自分の経験から出てきたものなので、もしかするとSNSで既にまん延しているものであればすみません。
これだけ調理器具が登場すると、「包丁はどれを買えばいいの?」といった疑問も湧くかもしれませんが、個人的な考えから言うと、正直普通の数千円の三徳包丁や牛刀で十分です。
高すぎるのを買ってもいずれは刃が悪くなりますし、ダマスカス鋼包丁に代表される「切れ味と関係のないデザイン料」込みの包丁も珍しくありません。
それよりかは、しっかりした砥石を買って切れ味を保っていきたいところ。
砥石の使い方については、いずれ別記事で紹介していきたいと思います。
この記事を通して、少しでも自炊ビギナーのストレスを軽減させることができたのであれば幸いです。
次回は調理家電やキッチン周りの家電と消耗品を紹介していきたいと思います。
それではー。