普段酒のつまみばかり作っては記事にしている当ブログ。
寒い日なので、ここは一つ豚汁を作ろうと思い立ったわけです。
そうすると、美味しくするために一つ、アイディアが頭に浮かんできたわけです。
それは、頭をとった煮干しをじっくりと煮込み、それとは別に鶏がらを圧力鍋で煮込んで2つの出汁をとって、それをベースにしようというもの。
ちょうど、中華そばのような感じですね。
しかし、豚汁を作るにあたっていろいろ調べてみたところ、どうやらプロが豚汁を作る際は、出汁は一切取らないよう。
というのも、豚汁に入れる豚肉と香味野菜で十分にいい出汁が取れるため、逆に別でカツオや煮干しやらで出汁をとってしまうと、全体としての味のバランスを損ねてしまうよう。
これを見たとき、正直「えぇ、ホントかよ……」と思ったものの、しかしまぁそのプロの豚汁を食べていないことには批判のしようがありません。
そのため、今回は和食のプロたちが推奨する作り方にできるだけ忠実に守って、豚汁を作っていきたいと思います。
結論、タイトルにもある通り、狂おしいほど美味しく仕上がったので、ぜひ最後まで見ていただければと思います。
材料
それでは、材料の紹介です。
豚肉……350g
にんじん……2本
大根………1/2本
ごぼう……2本
味噌……大さじ3程度
日本酒……大さじ6程度
みりん……大さじ3程度
水……適量
本来豚汁といえばこんにゃくもつきものですが、今回は買い忘れてしまいました。
水を適量としたのは、調理後半で具材を蒸し焼きしていくため、様子を見ながら足していく必要があるためです。
作っていく
それでは、調理に移っていきます。
まず、ごぼうを切っていきます。
この際、普通の薄切りと笹がきごぼうの2種類の切り方をしていきます。
と言うのも、プロ曰く、切り方にバリエーションがあった方が、いろんな食感が楽しめ味わいに深みが出るのだそう。
正直、「いろんな切り方の具材が出てきたら、見た目的に悪いんじゃないか……」と言う思いも湧き出ましたが、プロが言うことなので、とりあえず受け入れてそのようにしていきます。
切り終わったら、フライパンに油を敷いて、ごぼうをじっくり炒めていきます。
ちなみにプロ曰く、これが1番のポイントで、ごぼうを炒めることで、ごぼうが持つ旨味を最大限具材の旨味を最大限に引き出せることができるそう。
そのため、ごぼうは少し焦げる位までじっくりと炒めたほうがいいようです。
今回の調理についても、まぁまぁ焦げてるんじゃないかと言うところで取り出しました。
次に、にんじんと大根についても切っていきます。
にんじんと大根もいちょう切りと短冊切りの2種類で切っていきました。
ごぼうを取り出したら、次に豚肉を炒めていきます。
豚肉は十分に油を含んでいるので、フライパンに油を引く必要はありません。
こちらも焼き目がついたら、キッチンペーパーで軽く油を拭き取り、先ほど切っておいたにんじんと大根先ほど炒めたごぼうを投入していきます。
そして表面だけ軽く火を通したら、みりん、酒、水を投入して蒸し焼きにしていきます。
蒸し時間はおおよそ20分程度。
調べる中で、プロは多くを語りませんでしたが、酒とみりんで蒸し焼きにすることにより、後々入れる味噌や塩味の味のノリを良くする狙いがあると思われます。
ちなみに、この蒸し焼きが終わった時点で出汁を味見したところ、口の中いっぱいにうまみが溢れ出し、既にめちゃくちゃおいしかったです。
最後に、味噌を投入して完成になります。
今回使用するのは、筆者が個人的に激押ししている米麹味噌。
塩味はそこまで強くない一方、甘みと甘みが強い味噌になります。
この味噌を使用する場合は、豚汁に適量の塩を混ぜると良いかもしれません。
そして出来上がりがこちら。
それでは、食べていきます。
食べていく
それでは、実食していきます。
味については、もう言わずもがな。
狂おしく美味いです。
なんといっても、1番感じるのはごぼうの旨味。
また、酒とみりんが良い国だし、全体の味を引き立てています。
具材の切り方の違いについては、筆者自身がずぼらな性格のためよくわかりませんでしたが、きっとわかる人にはわかる良いアクセントとなるのでしょう。
何せ、これだけうまい豚汁なんだから。
ちなみに、これを一口食べた瞬間から、当初考えていた自分なりの豚汁の作り方を試すと言う考えは胡散無性に消え去りました。
もう豚汁の作り方はこれ1本で構いません。
おそらく、これまで食べた豚汁の中で1番うまいです。
(お母さんや給食のおばちゃんには申し訳ないですが)
ぜひまだ食べたい人は一度作ってみることを強くお勧めします。
終わりに
いかがだったでしょうか。やはりプロの言う事は間違いないですね。
素人の考えを軽く凌駕する力強さがありました。
ちなみに、当ブログイチ押しの、ラーメン屋直伝のプロのチャーシューの作り方を載せた記事もあるのですが、こちらはなぜかすごく伸び悩んでいるので、興味がある方はぜひ1度ご覧いただければと思います。
それではー。