我が家で店同然のピザを食べるというのは、全人類の夢なわけです。
中には自宅の庭にコンクリートとレンガでピザ窯をこしらえる猛者も居ますが、そこまでは熱量がない我々一般人は、途方に暮れてしまうわけです。
そんななか、Amazonでよさげなものを見つけてきました。
それがこちら。
これはなにかというと、ピザを焼くための石製のプレート。
これを事前に熱してピザの下に敷いておくことで、ピザ窯同様のカリカリした生地を作ろうという魂胆なわけです。
なんと、商品ページには、「Amazonでベストセラー一位」の称号ロゴが。
期待は膨らむばかり。
気がついた時には、秒でポチってました。
さて、今回はこの石製プレートで焼いた時と、普通にクッキングシートで焼いたとき、また、我が家にあるピザ用の金属プレートで焼いたときとの違いを比較して紹介していきます。
それでは、いってみましょう!
調理していく
Amazonの包みを開け、出てきたのがこちら。
さて、開封してみると、こんな感じ。
なんとなく、珪藻土のバスマットのような手触り。
もしかすると、本当に珪藻土なのかも。
七輪とかもおおよそ珪藻土製だし、調理器具としての適性が高いのやもしれません。
ちなみに、あの「ノーベル賞」のアルフレッド・ノーベルは、この珪藻土の吸水力に着目して、不安定なニトログリセリンを珪藻土に染み込ませることでダイナマイトを発明したわけですね。
バスマットから調理器具、果ては爆発物まで幅広い用途の珪藻土。
さて、閑話休題。
なんやかんや下拵えをしてピザを用意する間、プレートはオーブンで8分熱します。
チルドのピザの場合は、コーヒーでも飲みながら熱せられるのを待ちましょう。
そうして、予熱が終わると、ピザをプレートに移していきます。
オーブンでピザを焼くときは、そのオーブンが出せる最大の温度で焼くといいでしょう。
そもそも本場のピザ窯の中は400℃以上なので、表面が焦げて中は生焼けということはありません。
我が家は、いつも260℃で13分焼いています。
さて、焼き上がりがこちら。
ピザのフチにオリーブオイルを塗ってから焼くと見た目もそれっぽくなりますが、今回は面倒なのでしませんでした。
ちょっと見た目がイマイチなので、加工した写真も一枚。(サムネ用)
さて、それでは実食に移っていきます。
食べた感じとか使い勝手の感想とか
さて、食べてみた感じの感想ですが、第一印象が「生地めっちゃサクサクっ!」でした。
珪藻土(なのかな?)のプレートがうまく水分を吸ってくれているので、生地がピザ窯で焼いたようなのに近い形でクリスピーに仕上がっていました。
当然ながらこのプレートで焼くことで大きく味が変化したりはしないので、この食感をどこまで評価できるかが焦点になるでしょうか。
ちなみに、今回比較するのは、こちらのカインズで購入した金属プレート。
これは1年以上使用しているので年季が入っています。
以下は、各項目に分けた感想になります。
食感
こちらは珪藻土プレートがやはり一番いいでしょう。
金属プレートでもそれなりにいい感じに焼けますが、やはり本格的な味わいはどちらかと言われると、珪藻土プレートに分配があがります。
ちなみに、そのままクッキングシートを敷いて焼いてもちゃんとピザに仕上がりますが、手作りの場合はピザソースがそれなりに水分を含んでいるので、時にべちゃっとなってしまうこともあります。
使い勝手
これに関しては、金属プレートがダントツでしょうか。
使い勝手については、「焼き方」「食べ方」「洗い方」の3つで評価しています。
「焼き方」については、金属プレートは皿の役割も果たしているため、プレートの上に生地を乗せてトッピングをしてそのままオーブンに投入できます。
対する珪藻土プレートは8分余熱を入れているためプレート自体が熱く、事前にまな板なんかの上でトッピングまで済ませた生地をプレートの上に移す必要があります。
「食べ方」については、金属と珪藻土どちらもプレートの上で食べられるので問題はありませんが、一番の違いが出たのが「洗い方」のところ。
Amazonのレビューでもちらほら見かけましたが、プレートが水分を吸収している分、プレートに生地がこびりついてしまいました。
こちらをスポンジと洗剤で擦って、ダメ押しで食洗機にも投入しましたが、それでもこんな感じでした。
どうやら、珪藻土プレートについては新品同様のままは使用していくことは難しいようです。
また、クッキングシートで焼く場合は、シートは捨てられるものの、どのみち焼き上がった後移して食べた後の皿は洗う必要があるので、洗い物の量はさほど変わりません。
総合評価
すべてを加味した上での珪藻土プレートの評価としては、「連休の日や友達が遊びにきたりしたときは使ってもいいかなぁ」といった感じ。
普段使いはやはり金属プレートかなぁという結論になりました。
とはいえ、味に不満があるわけではなく、あくまで使い勝手の問題なので、興味がある方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
ただ単にオーブンで焼くのとは違ったより本格的な味わいを感じることができます。
それではー。