UCLA医学部教授の「成し遂げる力」の本を読んだから、解説する 前編

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さて、みなさん日々成し遂げてますでしょうか。

かくいう僕は子どもの頃から「予定通りなにかを終わらせる力」というものが壊滅的に低く、「目標達成」とか「日々の積み重ね」とか、そういう言葉を聞くと耳が痛くなるわけです。
(受験勉強も最終学年で慌ててやりだすタイプで、学校の宿題も気が向いたときしかしていませんでした笑)

そんな僕でも、習慣術について学んでいくなかで、なんとか不定期ながらもこのブログを更新したり、早起きや軽い筋トレくらいは習慣化できるようになってきたわけです。

それでもなお自分に足りないのが、「計画性」「目標達成力」。最近では現実逃避のために先延ばしを正当化する本まで読んだり、やはり事あるごとに目標達成力のなさが足を引っ張ってくるわけです。

さらには最近軽い気持ちで読んだ『思考は現実化する』では、かのナポレオン・ヒルが「目標を決めて、計画を立てたら断固とした意志でやり通せ!」何度も繰り返し主張していて、「え、全部自分と真逆じゃん」と意気消沈する始末。
(傷ついたから、もうこの本は要約してあげない)

そんななかで、なんとかして自分を変えるべく、手に取った本がこちら。

これはタイトルの通り、UCLA医学部の教授であるショーン・ヤングさんが15年に渡って科学者たちと共同研究する中で明らかになった、物事を成し遂げていくうえで重要な7つの要素について紹介をしている本です。

テクニック自体は過去にこのブログでも紹介したものも少なからず含まれていますが、それぞれのテクニックに関連して個人のエピソードが入れられていて、新たな気づきを得られる、かなりナイスな内容になっていました。

今回は、この本のメインである、物事を成し遂げるための7つのテクニックについて解説していきたいと思います。

それでは、いってみましょう!

なし遂げられないのは、気持ちが弱いから?

毎日何百何千もの自己啓発本やらビジネス本やらが出ているということは、僕のように目標達成ができないタイプの人間が少なからずいるということでしょう。

そんな「目標達成」の悩みを抱えた僕たちが救いを求めてビジネス本や先人のアドバイスに触れてみると、そこに書かれているのは「情熱を持って取り組め!」「とにかく動け!」「すぐやる人間になれ!」というなんともやる気に満ち溢れたメッセージなわけです。

先ほどの『思考は現実化する』の言葉で言うところの、「断固とした意志力」。

とはいえ、そもそも僕からすると、「えー、それができないから読んでるのに、根性論で押し切られても……」という気持ちになるわけです。

この本でも、「何かを成し遂げたいなら、自分を変えろ!」という世間の常識に対して、「いや、人間には生涯変わらないパーソナリティーの核があるんだから、そんな簡単に性格は変えられないよ」と本の冒頭で主張しています。

じゃあ成し遂げるためになにを変えるのかというと、「性格」ではなく「仕組み」

自分が計画を実行するのに向いていない性格であったり、実行のための意志力を持ち合わせていなくても、目標を達成できるような「仕組み」を作っていく。

その「仕組み」については、次の項で紹介します。

なし遂げるための7つの要素(のなかの3つ)

『なし遂げる力』では、性格を変えることなく目標達成をするための「仕組み」として、7つの要素を挙げています。

それぞれがすごく大事な要素なので、1つのテクニックにつき1記事で書いていこうか迷ったほどですが、それだと僕の記事の投稿が「成し遂げ」られない気がしたので、無理やり2記事に収めます笑

要点だけまとめてあるので、気になった方は是非書店へどうぞー。

1.目標を小さく刻む

みんな目標を決めたりするときに、でっかい目標を掲げたり、計画を無理めに組んだりしがち。

それに、人間はゲームやスロットマシンのように、すぐにフィードバックが出て報酬が得られるものに夢中になる。

それらを踏まえて、この本では「梯子モデル」というものを提唱している。

それはまず、最終的な「ゴール」を設定して、1年から3年くらい先に達成したい「長期的な目標」と、1ヶ月以内に達成したい「短期的な目標」1週間未満で達成したい「ステップ」を設定するというもの。

「ゴール→長期的な目標→短期的な目標→ステップ」と、目標までの梯子をかけて、具体的なところまで落とし込んでいく。

そうすることによって、目の前のやるべきこと(=ステップ)に集中できて、それを達成することで逐一達成感を得られる。

そのステップは小さければ小さいほどいい。例えば「一日本を50ページ読む」というのは普段本を読まない人にとっては、現実的に達成できる「ステップ」ではなく実は「目標」だったりする。

そういった場合は、「一日一回本を開く」というステップまで小さく刻んでいく。

それだけで、未達による自己否定は起こらないし、実際には本を開くだけでは終わらない。

2.コミュニティ

成し遂げる最中で途中で飽きたり楽しくなくなっても、コミュニティの所属していると、途中で抜けられなくなる。

例えば友達4人くらいで毎週日曜にジムに行くというグループを作ったら、毎週日曜になると連絡が来るし、行かざるを得なくなる。それに、行ってしまうと途中で疲れたからやめようとしても、他の3人が続けていると、自分もやらなければいけなくなる。

その、コミュニティの「やらないといけない」という力(=ソーシャルマグネット)を利用して、物事を成し遂げていく。

例えば友達の誘いでSNSを始めると、除け者にされたくないから投稿をする。それに「いいね!」やコメントが付くと、さらに投稿を繰り返すようになり、もう抜けられなくなる。

断酒やドラッグに関するコミュニティもそう。

目標を達成するには、そのためのコミュニティを作るか、既にあるものに所属をする。

3.重要性を認識する

物事が続かないのは、実は自分がそれらを本当に重要なことだと思っていないから。

ダイエットしようと思って失敗するのも、意志力がどうこうではなく、実は「痩せること」よりも「美味しいものを食べること」の方が重要だと思っているからだったりする。

ちなみに人間にとって「重要だと感じるもの」のビッグスリーは、「お金」「人間関係」「健康」。

重要性を認識するには、「将来の自分を想像する」こと。将来の痩せた自分を想像することで、甘いものを食べたいと思う気持ちが抑えられ、将来裕福になっている自分を想像することで、仕事にも熱が入る。

続きは次の記事で……

中途半端な感じになっちゃいますが、続きは次の記事にしたいと思います。

ただ、7つといってもそれぞれが密接に関わりあっているので、上記の3つだけでも十分な効果は得られるかと。

明日か明後日には投稿できたらいいな……。

それではー。

続きはこちら

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