一時、燻製って流行りましたよね。
僕自身、御多分に洩れずその当時燻製にハマり、かれこれ5年くらい、気が向いたら燻製を作って晩酌のお供にしています。
噂で聞いたところによると、世にスモークチキンや燻製の商品が出回っていますが、その多くは燻製風の調味料によるもので、本当に燻煙された商品は意外と少ないんだとか。
今回は、スーパーで鶏肉が安かったので、こちらを燻製にしていきます。
手羽元ですね。
グラム59円の4割引。グラム36円なので、結構お買い得ですね。
1パックは手羽先も入っていました。グラム69円の4割引なので、グラム48円。
ついでにベビーチーズも買ってきたので、これも一緒に燻製にしていきたいと思います。
それではいってみましょう!
材料
はい、それでは材料を見ていきましょう。
手羽元……600g
手羽先……300g
岩塩(普通の塩でOK)……11g
黒胡椒……適量
ハーブ類……適量
燻製においてハーブ類は適当に入れてもそれなりに仕上がります。
今回はタイム、ローズマリー、オレガノ、オニオンパウダーを使用しました。
さらに手抜きがしたい場合は、肉にクレイジーソルトだけ適量振っても、十分に美味しく仕上がります。
燻製のいいところは、割と適当にやってもきちんと燻製になるところなので、それほど神経質になる必要はないかと。
調理していく
それでは調理に入っていきます。
今回燻製機を使っていますが、必ずしもしっかりしたものを用意する必要はありません。
100均で揃うものでもできるので、興味がある方は「燻製 100均」等で調べてもらえればと。
(燻製に使うものは、くれぐれもテフロン加工でないもの使用してください)
まずは燻製機の底にウッドチップとピートをセットします。
今回はりんごと桜のウッドチップを使用。
上にかかっているのはピートです。
なくてもいいですが、あるとより香り高くなり、ウィスキーにめっちゃ合うように仕上がります。
その上に網を被せ、食材を置いていきます。
燻製はたくさん置いただけ得なので、ベビーチーズも乗せていきます。
これが最高にウィスキーに合います。
さて、セットが終わったら、カセットコンロの上に乗せ、蓋をして火にかけていきます。
ガスコンロではなくカセットコンロにするのは、ガスコンロだと燻製機の底が高温になるため、安全装置が作動して火が止まってしまうからです。
安全装置をストップできるコンロであれば、わざわざカセットコンロを引っ張り出す必要はないです。
燻煙の方法は温度ごとに「冷燻」「温燻」「熱燻」という3つに分けられますが、今回は初心者御用達の熱燻でいきます。
熱燻は80℃〜120℃の高温で短時間加熱する方法で、肉に火を通すのも同時に行うので、燻煙したらすぐに食べられるメリットがあります。
なので、すでに塩味のついた鮭や鯖の切り身等は下味をつける必要がないため本当に燻すだけで食べられます。
さて、その熱燻ですが、燻煙機を強火で熱して、火が付いたら弱火〜中火にして、80℃〜120℃以内で25分程加熱していきます。
時間が来たら火を止めて、中の熱が収まるまでそのまましばらく放置します。
そして、出来上がりがこちら。
本当なら丸一日放置しておくと香りが安定してそうですが、ぶっちゃけあんまり違いがわからないので、いつも熱々のまま食べています。
レンジやトースターでどうぞ。
終わりに
いかがだったでしょうか。
燻製と聞くとハードルが高いかもしれませんが、慣れればお手軽にすることができます。
今回は調味料を直接振りかける、最も簡単な形での調理でしたが、より本格的にソミュール液に漬け込み乾燥させてから燻煙する方法もあります。
そちらも追々紹介できればと思います。
それではー。