あらゆる魚の刺身を食べていき、そのついでに魚の知識も仕入れることによって、食欲の力で魚マスターを目指している当ブログ。
それなりに色々と食べてきましたが、今回も初めて食べる刺身が売られていたので、早速買ってきました。
それがこちら。

こちらはシマアジのお刺身です。
シマアジと言えば、鮮魚コーナーや魚市場でも時々見かける魚ですね。
しかしながら、一尾単位で売られていることばかりで、そうなるとかなりのお値段になってしまうことから、これまで購入を見送っていました。
今回、そんなシマアジの刺身がスーパーで売られていたので、買ってきた次第です。
シマアジと言えば、メジャーなマアジやアオアジと比べて、一回りも下周りも大きなフォルムをしているのが特徴。

ちなみに、我々の食卓の味方、マアジはこんな感じ。

画像では大きさの違いがよくわかりませんね。
そんなシマアジを刺身で食べたときにどれほどの違いがあるのかについて紹介をしていければと思います。
今回も、シマアジについての情報を仕入れてから実食に移っていきたいと思います。
それでは行ってみましょう!
シマアジについて
それでは、シマアジについての情報をおさらいしていきます。

シマアジは、スズキ目アジ科シマアジ属に属する海水魚です。
体長は最大で1メートルを超えることもありますが、市場に出回るのは60~80センチ程度のものが一般的とのこと。
たしかに、これまでスーパーで見たのもそれくらいのサイズだった印象。
その漢字は、体側に鮮やかな黄色の縦帯が走ることから「縞鯵」、また伊豆諸島などの島嶼部で多く獲れることから「島鯵」とも表記されるよう。
ちなみに、この縦帯は成長とともに不明瞭になることがあるとのことです。
その美味しさと希少性から「アジの王様」と称される高級魚のよう。
ちなみに、シマアジは、マアジと同じアジ科に属しますが、属レベルで異なり、マアジはマアジ属、シマアジはシマアジ属に分類されます。また、体高が高く、体型は平たく、ヒラアジと呼ばれることもあります。
吻(ふん)は眼径よりも長く前に突き出ており、唇は漏斗状に伸ばすことができます。この構造を利用して、砂の中にいるゴカイやエビ・カニなどの甲殻類を、海水ごと吸い込んで捕食します。また、歯がないため、小魚の群れを海水ごと吸い込んで餌を獲ることもあります。
シマアジの旬は夏から秋にかけてで、特に6月から10月にかけてが美味しい時期とされているよう。
天然ものは漁獲量が少なく、築地市場に入荷するもののほとんどは養殖ものや蓄養もの(半養殖)。
天然ものは常に餌を狙っているため、スッとした顔つきをしており、養殖ものに比べて精悍な印象があります。また、養殖ものは内臓周りの脂肪が厚く、腹が丸いのが特徴です。脂の乗ったものが好みならば養殖、さっぱりした方を好むならば天然を選ぶと良いとのことです。
食べていく
それでは、シマアジについての知識を仕入れたところで、実食に移っていきます。

まず食感としては、非常にコリコリしています。
マアジやアオアジのどちらの食感とも違う、高級魚然としたものですね。
また、噛むたびに上品な甘味と旨味を感じて、程よく乗った脂も非常にバランスがいいです。
味わいはまさに、高級魚のそれ。
普段刺身を食べるときは晩酌のアテ程度の感覚でパクパク食べるのですが、この刺身については、あまりの美味さに一切れ一切れ味わいながら食べてしまいました。
個人的には、文句のつけようがない味わいでした。
さすが、アジの王様とよばれるだけのことはある、といったところです。
終わりに
いかがだったでしょうか。
最後に、「リピートするかどうか」のジャッジをして終わりにします。
今回、この量で798円でした。
画像では伝わりにくいですが、一切れも小さく、さらに6枚でこのお値段なので、グラム単価はとんでもないことになっていることでしょう。
率直な感想としては、「高ぇけどめっちゃ旨いから、旅行先で食べてみたいなぁ」と言った感じ。
値段に見合うほどの味わいでしたが、さすがに普段の食卓に並べるには値が張るので、財布のひもが緩んでいる際に買うと、自分にとっては幸せな気分になれるのかな、といった感じでした。
とても美味しく万人におススメしたいしたい刺身なので、まだ食べたことがない方は、経験がてら一度食べてみるのもよいかもしれません。
ちなみに、来たる水族館デートの為に魚の知識を仕入れたい、あるいは刺身について下調べがしたい場合には、是非このブログをブックマークしていただいて、時たま検索欄から「魚」「刺身」あたりで検索してもらえるとちょっとは役に立つかもしれません。
また、当ブログは本来は料理や本の要約、ライフハックを発信しているので、よければそちらも参照していただければと。
それではー。