海の幸をやたらと取り上げているこのブログ。
そんな魚介大好きな筆者ですが、スーパーで時折、生食用の甘エビがパックに詰め込まれて格安で売られているのを見かけると、無条件に買ってしまう癖があります。
今回もたまたまグラム130円の甘エビが半額という破格だったため、ありったけ購入してきました。
これを3パック買っています。
重量にして、およそ750gほど。
ただ、買った時はお得感からテンション爆上がり状態なのですが、帰ってきてレジ袋を開くと、いつも後悔します笑
というのも、甘エビは剥くのが壮絶に面倒であるうえ、剥き終わっていざ晩酌でいただくときも、そんなにいっぱい甘エビを食べたいと思わないわけです。
ちなみに晩酌時にいただいたのですが、これで2パック分なので、まだ1パック分あります。
そして、後悔する理由の一番が、残った殻。
夏場ゴミ箱に入れておくと異臭が漂い、さらには刺々しいのでゴミ袋を破ってくることもあるという面倒さ。
しかも、この殻、甘エビの大半を占めてたりします。
今回750g購入したので、およそ重量の2/3が殻でした。
そんな困った甘エビの殻ですが、最近海老の殻で出汁取りができるという情報を目にしたので、早速試してみることにしました。
さらに調べていくと、どうやら世の中で出回っている海老粉も、出汁取り後の炒った海老の殻をミルで砕いたものであるよう。
そのため、今回は甘エビの殻で出汁を取り、その後の殻を海老粉にしてみようかと思います。
今回はやってみた感想とメリットデメリットを挙げていきたいと思うので、是非とも参考にしていただければと思います。
出汁を取っていく
さて、まずは出汁取りをしていきます。
調べたところ、出汁取りにも「そのまま茹でる」「炒ってから茹でる」「油で炒めてから茹でる」と、様々な方法がありましたが、今回は「油で炒めてから茹でる」という方法を選択しました。
ちなみにこちらは、イタリアンシェフがトマトパスタのための出汁取りとして紹介していました。
いわゆる、イタリア式出汁取りですね(適当)
さて、そんなわけで調理をしていきます。
フライパンにこめ油を投入して、そこに殻も入れて、炒めていきます。
ちなみにクズ野菜とも一緒に炒めると、野菜の出汁も加わってさらによいとのこと。
いい感じに炒まったら、そこにそのまま水を注いでいきます。
アクが出てくるのでそれを取り除きながら、しばらく茹でていきます。
すると、かなり色が変化していきます。
終わったらザルに濾して、出汁を取り出していきます。
完成。
かなり濃厚なのが見てわかりますね。
ちなみに飲んでみた感じ、海老の出汁が強く出ていてとても美味しかったです。
これは後ほど海鮮味噌汁にしていただいたので、こちらも今後記事にしていきたいと思います。
海老粉を作っていく
さて、そんな美味しい出汁を取った後の殻を、今度は海老粉にしていきたいと思います。
出汁を取った後の殻を、フライパンで空炒りしていきます。
そして大まかに水分が飛んだら、ミキサーで砕いていきます。
最初はダマになってうまく砕けないので、ある程度砕けたら再度空炒りをしていきます。
それを2ターンくらい繰り返して、ようやく細かくなりました。
最後に、ふるいにかけて砕けていない部分を取り除きます。
そうして、ようやく完成しました。
ちなみに味見をしたところ、市販の海老粉とは違う、甘エビの殻の独特の味わいがあって、これはこれでアリでした。
やってみた感想とか
いかがだったでしょうか。
今回やったメリットとしては、美味しい出汁と調味料が出来上がることに加えて、生ゴミが最小限になることが大きかったです。
それに、甘エビの2/3を占める殻を有効活用できたという確かな満足感も得ることができます。
ただ、デメリットとしてはやたらと手間と時間がかかることと、洗い物が多いところでしょう。
特に海老粉を作る際はフライパンに付きっきりになるので、そこで結構時間を取られます。
時々家電の記事で見かける、ドラム式のようなあの調理器があれば空炒りも楽でしょうが。
今後甘エビを買った時は、出汁取りまでくらいで止めることになろうかと思います。
出汁は絶品なのでおすすめです。
よければ一度試してもらえればと。
それではー。