世間話で出すには不向きな類のマニアックな料理を作っている当ブログ。
今回は、ギリギリ話題に出しても大丈夫な線を攻めて作っていきたいと思います。
それがこちら。
そう、パスタ。
今回は、その中でも一時SNSでバズった、暗殺者のパスタと呼ばれる代物を作っていきたいと思います。
なんとも穏やかでない名前ですが、こちらの由来は、かつてプーリア州バーリのレストランでこれを食べた客が、あまりの美味さに「お前は暗殺者だ!」と言ったことによるそう。
殺人級の美味さというのはなんとも興味をそそられます。
ちなみにこちらの特徴は、乾燥パスタを鍋で塩茹でするのではなく、フライパンで焦げ目をつけ、トマト出汁と一緒に煮込むことにあります。
それによって、パスタがトマトだしの旨味を吸うほか、フライパンで調理することによって、メイラード反応を起こして、特有のカリカリ食感と旨味を出しているわけです。
今回は、そんな暗殺者のパスタを作って、食べてみるお話になります。
ご家庭にある簡単な食材のみで作れるようにしていますので、どうぞ最後までご覧いただければと思います。
材料
それでは、材料の確認をしていきます。
【材料】
パスタ……150グラム
トマト缶……1缶
玉ねぎ……半玉(なくてもよい)
鷹の爪……1本
にんにく……1片
水……1カップ
塩……適量
ブラックペッパー……適量
オリーブオイル……適量
トマトケチャップ……適量
玉ねぎは、「さすがにトマトだけでは旨味が少ないんじゃね?」というのと、野菜の摂取のために追加しています。
また、後ほど述べますが、やはり上記の内容では旨味が足りなかったため、ベーコンやシーフードといった魚介や肉、もしくはコンソメやその他出汁系の調味料が必要かと思いました。
作っていく
それでは、調理に移っていきます。
まずは、フライパンにオリーブオイルを敷いて加熱し、そこににんにくと鷹の爪を投入します。
焦げすぎないように注意をしながら、ある程度ニンニクに色がついたら、玉ねぎを投入していきます。
玉ねぎにも火が通ったら、トマトを投入。
そして、トマトに火が通ったら、いよいよパスタを入れて、そのまま加熱し焼き目をつけていきます。
ちなみに、今回玉ねぎを入れていることもあるかもしれませんが、パスタ以上に具材が焦げやすいと感じました。
オリーブオイルを追加したりして対応しましたが、恐らくトマト缶のみで作った場合でも、この工程の際は逐一焼き目を見ながら進めていった方がよいかと思います。
そしてパスタに焼き目がついたら、水を投入して、パスタの茹で時間分加熱をしていきます。
ちなみに、煮詰めていくとだんだんと水分がなくなってくるので、トマトを焦がさないために、水を適宜入れてください。
そしてパスタに火が通ったら、塩胡椒、トマトケチャップ等で味を調整してください。
また、この際に味見をしたところ、前述のとおり、旨味が足りていないことが発覚。
昔はこれで十分殺人級の美味さだったのでしょうが、舌の肥えた現代人にはどうしても物足りません。
そのため、旨味になるものを探しましたが、恐らく最適であろうコンソメが家になかったため、家の中で唯一醤油等のイタリアンに邪魔なものが入っていない、貝柱スープの素で対応しました。
そうして出来上がったのがこちら。
ベランダ菜園で採れたバジルと、栄養バランスのため自家製ローストビーフを添えました。
それでは、実食に移っていきます。
食べてみる。
それでは、食べていきます。
パスタはカリカリとしっとりの中間の、不思議な食感。
味わいとしては、トマトの香りも効いていますが、正直なところ、普段からおいしいパスタをパスタ料理を食べられている我々としては、トマト出汁と旨味系の調味料だけではなかなかに厳しいかもしれません。
今回は具材をトマトと玉ねぎのみにしていますが、ベーコンやシーフードミックスなどを入れたほうが、我々の口には合うことでしょう。
とは言え、この料理独特の味わいはあるので、今後さらに改良を加えていきたいと思います。
終わりに
いかがだったでしょうか。
カロリー制限の問題があるため、なかなかパスタ料理を頻繁に作ることはできませんが、この暗殺者のパスタも改良をしていって、いずれ頭ブログオリジナルのレシピを公開していきたいと思います。
ちなみに、この記事でパスタに興味を持った方は、生クリームを使わずに作るカルボナーラのレシピも合わせてご覧いただければと思います。
それではー。