「安物買いの銭失い」という言葉をご存知だろうか。
安いという理由で商品に飛びついては、すぐに壊したり買い過ぎたり大事にしなかったりして、最終的に損をしてしまうという典型的なアレである。
大抵の場合、数回経験すれば気付く。「あぁ、安物買ったら損だな」、と。
だが、問題は、「頭ではわかっていててもやめられない」ということだ。
頭ではわかっていても、目の前にそこそこ良さげで安そうなものがあれば、ついつい手を伸ばしてしまう。
やめられない止まらない。頭でわかっていても、かっぱえびせんを口に放り込むことをやめられないのと同じだ。
そう、自分もそんな「安物買い」その一人だ。
そうして、今回も、それが起こってしまった。
電化製品で失敗する度に、「もう知らないメーカーからは買わない」って誓うのに、気を抜くとすぐに買ってしまう。
— シュウ@読書不要の要約サイト『tapiocaism』 (@tapiocaism) May 30, 2021
使った感想とかまた今後上げていく。
人が安物買いの銭失いする瞬間見せてやるよ。 pic.twitter.com/VkLq9vAbow
そう。
今回買ったのは、コードレスのサイクロン式掃除機。
その値段、なんと5980円(税抜)。
ドンキの在庫処分の品のため割引はされていたが、それを含めても申し分ない安物と言えるだろう。
Amazonでも、少し割高だが販売されていた。
Dibeaというブランドは聞いたことがなかったが、調べたところどうやら中国にあるメーカーのよう。安物バイヤーの友、安心と信頼の中国。
ちなみに、サイクロン式で有名なダイソンは、この10倍近い値段がする。
なんだったら、掃除機のヘッドの部分だけで今回の掃除機とほぼ同じ値段がする。
そんな気になる6000円掃除機を、これまで数々の失敗を経験してきた歴戦の安物買い、否、「安物バイヤー」の視点から、誇りを持って今回は紹介していきたい。
商品説明とか
さて、箱を開封していくとこんな感じ。
まぁ可もなく不可もなくな梱包。
ダイソンがどうかはわからないものの、最近の家電で流行りのApple式のピッチリ梱包ではない。
(あれを開封する時いつも「摩擦」というものについて考えさせられる)
そして、なんやかんや組み立てて、出来上がったのがこれだ。
うむ、完全にダ○ソンだ。
ここまでパクっていると一周回って逆に清々しいが、ただ一方で、偶然の一致という可能性も万が一あるので、デザインについてとやかく言うことはひとまず避けておく。
なにせ、重要なのはなんと言ってもその性能なのだから。
次は、要であるその性能について見ていく。
使ってみた感想とか
これまで筆者が使っていたのはマキタのカプセル型のコードレス掃除機だ。
確か8000円くらいだったので、価格帯としてはほぼ同じと見ていいと思う。
今回はそれと比較していきたい。
1.使い勝手
マキタはその無骨でシンプルなデザインからわかる通り、充電して、吸うということしかできない。
対して、6000円掃除機は、なんと色々機能が搭載している。
まず第一に、ヘッドの部分にLEDがついているのだ。
6000円なのに芸が細かいではないか。
これで、暗いところのゴミまで見つけ出して吸うことができる。
あとは、ヘッドの部分がかなりの角度まで曲がってくれる。
ちなみに自分が持っているマキタはヘッドの部分が曲がらないので、この点では6000円掃除機の方が使い勝手がいい。
ただ一方で、ダイソンそっくりのデザインの代償かパイプが金属製なので、持った感じ結構ずっしり来る感じだ。
2.ゴミの処理
次に、これも大事な要素であるゴミの処理について見ていく。
マキタのカプセル式は、カプセル部分を取り外してゴミを取り出し、フィルターを掃除ないし取り替えする必要がある。
毎度手が汚れることは避けられないし、ここは正直不便な点である。
対して6000円掃除機はというと、こちらはサイクロン式なので処理が楽なのかと思いきや、必ずしもそうではない。
パッキン付きのスポンジを取り外し、中のゴミを捨てて金属のフィルターについた埃を取り除くといった工程が必要だ。
そのため、マキタと比べて使い勝手が抜群にいいかというと、そうでもないのが正直なところだ。
水洗い可能なので、そのあたりはちょっとスマートだろうか。
どうせならパカっと捨てれるところまでダイ○ンをパクってくれればよかったのに。。。
3.吸引力と連続使用可能時間
さて、最も大事な「吸引力」だが、これは断言できる。
6000円掃除機は、マキタに劣っている。
まず、吸引の音からちょっと弱い。
それに、吸ってみた感じも、吸えないことはもちろんないが、粒状の物をちょっと心許ない感じはある。
強力モードにすると多少頼れそうな音にもなるが、マキタの充電したての状態と比べると劣る。
連続使用可能時間については、マキタが5分程度、6000円掃除機が強力モードで25分なので、なんと6000円掃除機に分配が上がっている。
マキタの現行の同価格帯モデルでも10分程度なので、ここは吸引力を代償にした結果ということだろうか。
おわりに
いかがだっただろうか。
ちなみに、今回購入したのは旧式で、現行モデルは吸引力が倍以上になっているようだ。
Amazonの評価も概ねいいので、ここは企業努力といったところだろうか。
ちなみに個人的に買ってみてどうだったかというと、吸引力に不安があるものの、最低限+αの機能は有しているので、今のところ後悔はしていない。
あとは故障しないことを祈るばかりだが、故障したら速攻でTwitterで報告していきたい。
それではー。