「やるべきことがあるのに逃げてしまう…」という人のための意志力を高める方法5選

ライフハック

「今年こそやろうと思っていたことが三日坊主で終わってしまう……」「やらないといけないとわかっていてもスマホを開いてしまう……」ということは、誰しも経験することなわけです。

ダイエットや筋トレ、勉強、副業等々、やりたいこと、身につけたいことはたくさんあるかと思いますが、時間もなくストレスも感じやすい現代人の生活の中でなかなかこなしにくいのも事実。

当ブログでも過去にいくつか目標達成のための本等を紹介してきましたが、今回はこれまで読んできた本の中でも実際に試した中で、筆者が大きな効果を感じたものを5つに絞って紹介していきたいと思います。

一つをマスターするだけでも十分に効果がありますが、いくつかを組み合わせるとより大きな結果が出るかと思います。

それではいってみましょう!

意志力は筋肉と同じ

その前に、「意志力」というものについて少し説明しておきたいと思います。

近年やたらいろんなところで取り上げられているこの「意志力」ですが、これは物事を成し遂げる、または欲求を我慢するための力のこと。

この意志力を理解する上で最も重要なことは、「意志力は筋肉と同じで、使えば疲れるし、逆に使うことで鍛えられていく」ということです。

重いものを持ち上げた時、身体に疲れを感じるのと同じように、例えどんな人でも、些細な決断一つするだけで意志力は摩耗していきます。

スティーブ・ジョブズや海外のCEOは朝の服選びに意志力を使わないために同じ服ばかり複数持っているというのは有名な話です。

また、意志力というものは人によって先天的な差はあれど、目標達成や自制を繰り返す等して使っていけば、筋肉と同じように鍛えれば鍛えるだけ伸びていくものなのです。

そして、意志力のすごいところは、一つの分野で意志力を発揮すると、他の分野でも無意識に意志力を発揮できるということ。

例えば、ダイエットをしたり、仕事のための勉強を欠かさずに行っていると、大酒飲みの人でも自然と酒の量が減っていったのだそう。

これについては、『意志力の科学』という本に詳しく書かれているので、気になる方は是非参照してはいかがでしょうか。

一読の価値がある本だと思います。

意志力の身につけ方5選

それでは、そんな意志力を身につけるために有効な5つの方法を紹介していきます。

1.「やるべきこと」を可視化する

我々現代人は忙しいので、目標の物事以外にも、毎日「○○をやらないと……」と色々な雑務に追われているわけです。

意志力を鍛えていくには、これらを誘惑や怠惰な気持ちに負けずこなしていく必要があります。

ではそのために何が有用かというと、「やるべきこと」を可視化する、という方法。

やり方は簡単で、15〜30分ほど使って、今後やらなければいけないこと(家事、歯医者の予約、買い物、なんでもいいです)を書き出します

なぜこれをするかというと、タスクに追われた状態だと、緊急度の高い仕事ばかりに追われて、「あれもしないと……これもしないと……」という状態になり、最終的に処理することが大変なので放置することがよく起こってしまうからです。

そうならないために、そもそも、自分が一日にどれだけのことをしておかないといけないのか、また今後何をする必要があるのかをわかりやすく可視化することが重要なのです。

やるべきことをリストアップすると、一つ一つは意外とイメージしていたほど難しくないものや時間のかからないものばかりで、期限を設定さえすれば楽にこなせるものばかりだったりします。

面倒だからと先延ばしをせず、まずは可視化をしてできることを一つでもこなしていくと、間違いなく自分の意志力は鍛えられていきます。

2.環境を整える

我々の無意識というのは、周囲の環境に驚くほど影響されています。

例えば図書館やスタバだと集中して作業ができるのに、自分の家だと集中ができないのは、自分の家が今そういう環境になっているからに他なりません。

目標達成、或いは日々すべきことをこなしていくためには、誘惑や逃げる要因となるものを排除して、集中ができる環境を整えることが重要です。

誘惑が目の前にぶら下がった状態で葛藤することほど意志力を使うものはありません。

ダイエットをしたいなら甘いものやジャンクフードを家から排除して、代わりになる健康的なおやつを用意する。勉強に集中したいなら、目の前にゲームや漫画本を置かず、スマホの電源を落とす。

そうすることで、よりスムーズにタスクに取り掛かることができ、結果意志力の向上につながります。

3.3分以内にできることは今すぐにする

これはすごく即効性のあるテクニックですが、「3分以内にできることは今すぐにやる」ということを守ると、本当に生活が変わります。

例えば家事にしても、面倒だなぁと思うことの中には、ゴミ出しやちょっとした机の掃除、洗い物等、すぐに終わるものも少なからずあったりします。

それらを「やるかやらないか」と葛藤する前にこなしていけば、確実にタスクは一つ一つ減り、いい流れになっていきます。

それに、このルールを守るだけで、日々の家事等が円滑に進み、意志力は勝手に伸びていきます。

一度騙されたと思ってお試しください。

4.小さな目標を確実にこなす

我々が目標設定をする場合、大半は達成困難なものにしてしまいがちだったりします。

そうして未達に終わった結果、自信を失ってしまい、大事な目標から逃げるということが多くの人に起こっていることだと思います。

その逆で、目標設定というのはすごく小さなものにしておくのがいいです。

そうすることで、未達の自信喪失が防げることに加え、短いスパンで達成感が生まれて継続することが容易になり、意志力が向上していくからです。

勉強をするなら「本を開く」をゴールに、文章を書くなら「一日一文字以上」をゴールにするぐらいでいいです。

大抵の場合、本を開いただけでは終わりませんし、一文字書いて終わるということはないでしょう。

5.達成したときのご褒美を用意する

ベタな方法ですが、これもすごく有用です。

ここで大事なのは、目標設定と同様、できる限り小刻みにご褒美を与えた方がいいでしょう。

「30分勉強したら好きな漫画を読む」「ブログを一本あげたらお酒を飲む」といった感じでしょうか。

何故小刻みの方がいいかというと、脳の無意識の部分に、「この行動は快楽につながる」ということを覚えさせるためです。

どこかの研究で、スイッチを押すとシロップが舐められる装置を用意したマウスの実験があったのですが、シロップ欲しさにスイッチを押し続けたマウスは、最終的にシロップが出なくてもスイッチを押した時点で脳の快楽を司どる分野が発火したよう。

このへんの脳の仕組みについては『習慣の力』という本で詳しく書かれているのでおすすめです。

終わりに

いかがだったでしょうか。

もし「やるべきことが何もできていない……」と自信が削がれている状態の方であれば、とりあえずなんでもいいので、最小限のゴールを設定して、とりあえず毎日小さくてもいいので達成感を感じ始めて、生活の流れを少しづつ好転させていくことをおすすめします。

何度もダイエットに失敗している方も、すぐに○kg痩せることを目標にせずに、「普段飲んでいるジュースをお茶に変える」ぐらいのところから始めてみてはいかがでしょうか。

それではー。

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