『習慣が10割』をベースにした「めんどくさがりのための習慣術講座」 中篇その2

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めんどくさがりのための習慣術、中編その2です。

一応全体を書き終わったんですけど、結構長くなってしまったのと、明日から旅行で更新が難しいため、2回に分けることにしました。

前回は「脳の無意識の部分がすべての行動を『好き』『嫌い』で仕分けている」「三日坊主を防ぐためには、無意識にその行動を『好き』だと思わせる」ということを紹介しました。

今回はその無意識に「好き!」と思わせるために大事な考え方を紹介して、次回は習慣作りをしていくうえでの具体的な方法を紹介していきましょう。

さて、前置きが長くなるといけないので、さっそく内容に入っていきましょう。

「安楽の欲求」vs「充実の欲求」

我々は筋トレやダイエットを習慣づけようとしてもなかなか定着しないのに対し、ゲームや喫煙、あるいはスマホをいじるといった行動は、習慣づけが必要でないばかりかむしろ悪しき習慣として生活に根付いてしまいます。

前者も後者も「行動」という点では同じなのに、習慣作りの難易度はまるで違います。

よくよく考えてみると、なんでその二つにそれほどまでに違いがあるのか、気になったりしませんか?

その理由は、筋トレとゲームは、それぞれ違う欲求から生まれる行動だからです。

「習慣を作るために 、もう一つ理解しておくべきことがあります 。それは 、人間が 「安楽の欲求 」と 「充実の欲求 」という 2つの欲求を持っていることです 。安楽の欲求とは 、 「ラクして生きたい 」と求める心です 。食欲 ・睡眠欲 ・性欲の三大欲求のほか 、物欲や支配欲 、私利私欲などが該当します 。充実の欲求とは 、 「充実して生きたい 」と求める心です 。自己実現欲や自己成長欲 、価値創造欲や社会調和欲などが該当します 。習慣を作ろうとする時 、この 2つの欲求がぶつかり合います 。」

『習慣が10割』

つまり、人間には「ラクして生きたい!」という欲求と「充実して生きたい!」という欲求があり、前者がゲームやスマホといった習慣を、後者筋トレやダイエットといった習慣を作っているのです。

そして、習慣作りが失敗する原因は、その「ラクして生きたい!」という欲求が勝ってしまうからなのです。

逆を言えば、筋トレやダイエットといった習慣を成功させるには、行動の度に「今俺充実して生きてる!」ということを脳に叩き込んで、無意識の部分にその行動を「これは好き!」と判断させればいいのです。

「習慣 =思いの深さ ×繰り返し反復 」

『習慣が10割』では、習慣を作るための公式として、「習慣 =思いの深さ ×繰り返し反復 」と述べられています。

習慣を作るためにはある程度の意思力を持って決断をする必要があり、惰性にならないようにその意志力を継続させていかなければなりません。

また、前編で述べたとおり、習慣はその行動を繰り返すことで定着していくので、一定期間それを継続して繰り返し繰り返し行なっていく必要があります。

さて、次回はめんどくさがりのための習慣術の後編として、その「思いの深さ」を維持し、「繰り返し反復」を行なっていくための方法を、具体的に紹介していきたいと思います。

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