牛脂でフライドポテト揚げたらほぼマクドナルドだった話

料理

どの店のフライドポテトが一番好きかという議論は、生きていれば必ず一度はするわけです。

自分はモスの分厚いやつが好きだとか、コンビニのチリテイストのやつが好きだとか、はたまたカラオケの安っぽいフライドポテトが一番好きだとか。

フライドポテトを出す店は数多ありますが、この議論となった時、多くの人々はあの店の名前を出すことでしょう。

そう、マクドナルド。

赤い背景にMのマーク。

そう、マクドナルド。(2回目)

外はカリカリ、中はホクホク。

そして一口食べれば手が止まらなくなるあの絶妙な塩加減。

購買者の中でもマクドナルドのフライドポテトというのは特別視される存在な訳ですが、それもそのはず、マクドナルドはこのフライドポテトを完成させるまでに、ただならぬ試行錯誤をしてきたとのこと。

なんでも、かつてフライドポテトが焦げ付いたり出来上がりに差があるという問題が浮上したとき、その解決のためにジャガイモの仕入れ先、じゃがいもの大きさ、じゃがいもの糖度まですべて揃えて、完璧なフライドポテトのための実験を繰り返したとのこと。

(最終的に焦付きの問題は冷凍のフライドポテトを入れたときの油の温度の下がり具合が原因だとわかったようですが)

そんなマクドナルドのフライドポテトですが、その美味しさと食感の秘訣としてまことしやかに囁かれているのが、以下の2点。

・あのフライドポテトの旨みはビーフ由来ではないか(ちなみにマクドナルドはフライドポテトの調理の際、ビーフを使用していることを公認しています)

・あのフライドポテトのカリカリ感のために、ショートニングが使われているのではないか

ちなみにショートニングというのは、植物油由来の固形脂ですね。マーガリンの親戚みたいなもんです。

さて、ここから、一つの仮説がふと浮かびました。

これ、ヘット(牛の油)で揚げたらマクドナルドのポテトになるんじゃね?

と。

そんなわけで、今回はヘットを使ったマクドナルドのフライドポテトの再現をしていきたいと思います。

それでは、いってみましょう!

材料

はい。では今回の材料を見ていきましょう。

シューストリング フライドポテト……200gほど

牛脂……800g

【味付け】

岩塩……適量

味の素……適量

うま味調味料はファストフードの鉄板ですね。

調理していく

それでは、調理していきます。

まずはヘットを作っていきます。

牛脂を大きめのフライパンに投入して、そのまま火にかけます。

すると牛脂が溶け出してヘットが出てきます。

牛脂を揚げながら最後まで油を出し切ります。

油を出し切った牛脂は肉かすにして食べると美味しいです。

その場合、ある程度フライパンに水を張った状態で牛脂を煮ていくとより美味しくいただけるかもしれません。

最後に揚がった牛脂を取り出して、ヘットの完成です。

さて、この中に冷凍のフライドポテトを投入します。

今回は1kg398円のシューストリングのフライドポテトを使用しました。

160℃で表面がいい感じのキツネ色になるまで揚げていきます。

はい、そして完成したものがこちら。

それでは、実食に移っていきます。

食べた感想とか

食べた感想ですが、一口かじった時感じました。

「あれ、これマクドナルドじゃね?」、と。

いつも再現シリーズは煮え切らない感じの結論になりがちですが、今回はかなり本物に近いです。

固形油の牛脂を使ったために、お店同様サクサクに仕上がっています。

味も、牛の旨味がうまくポテトに溶け込んでいてめっちゃ美味しいです。

それに、味わいはかなりマクドナルドに近いです。

今回はすべて牛脂だったので正直牛のにおいが強い部分はありましたが、植物油や米油と組み合わせていけばさらにマクドナルドに近づくのではないかと(流石に800gはやりすぎた)。

正直、今回の調理を通して、もうマクドナルドでポテトを買う必要ないなと悟りました。

マクドナルドのポテトが好きな方はぜひ作ってみてはいかがかと。

それではー。

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