スーパーで珍しい魚を探すことには余念のない筆者が運営する当ブログ。
今回も、スーパーで見慣れないものがあったので買ってきました。
それがこちら。

こちらはハモの湯引きになります。
ハモ自体も湯引きという調理法も、さほど珍しくはありませんが、当ブログでハモについて紹介をしたことがないことと、自分自身湯引きを食べたことがなかったため、今回購入した次第。
そのため、今回はハモの湯引きを初めて食べる筆者が、その感想を初々しく述べていく内容となっております。
毎度恒例のハモに関する情報も紹介していますので、あわせてどうぞ。
ハモについて
さて、それではハモという魚についておさらいをしていきます。

鱧(ハモ)はフォルムがなんとなくウナギに似ていますが、それもそのはず、ウナギ目ハモ科に分類されています。
最大で1~2メートルにも成長する鱧ですが、実際市場に出回るものは80cm前後が多いとのこと。
夜行性の肉食魚であり、昼間には砂泥や岩場に身を潜め、夜になると活発に泳ぎ出し、小魚や甲殻類、イカ、タコなどを捕食するようです。
そういえば、昔知り合いの人に筏釣りに連れて行ってもらったとき、小あじの泳がせ釣りでハモが釣れたのを見たことがありました。
(釣り初心者の自分は、小あじの頭に釣り針をぶっ刺すのに軽く引いていました)
このフォルムでどうやってタコを捕食するのか気になるところですね。
ハモの漢字は“鱧”と書き、これは「豊かさ」を象徴するとされ、味わいや栄養価、食べ応えなどが豊かなことに由来するとのこと。
語源には、「噛む(はむ)」から転じたという説や、鋭い歯を持つ姿から「歯魚」と呼ばれたという説もあります。
また、どうやらハモの旬は二回あるよう。
まず、6~7月の梅雨明け前は産卵前につき身が引き締まりあっさりとした旨みが楽しめます。
関西ではこの時期を「梅雨の水を飲んで旨くなる」と表現するほど。
さらに、秋(10~11月)には“落ちハモ”や“黄金ハモ”とも呼ばれ、脂がたっぷりと乗り、腹皮が黄金色に輝く深い味わいへと変化。食通には、この脂乗りの秋ハモも外せない旬のようです。
特徴的な骨切り処理は、熟練の職人が骨と身を細かく切り分ける技術で、1尾あたり600回にも及ぶ包丁を入れて小骨を断ち、口当たりを滑らかにします。
食べていく
それでは、ハモについての知識を仕入れたところで、実食に移っていきます。

第一印象、皮も身もすごくプリプリです。
身自体は旨みのあるあっさりした味わいで、皮は肉厚で歯ごたえのある食感。
今回付属していた塩ポン酢もいい感じにマッチしています。
噛んでいると小骨にも当たりますが、下処理がきちんとされているので、不快ではありません。
しいて言うなら、たまに歯にはさまるくらい。
非常に美味です。
高級料亭でも出されるというのも頷けます。
おわりに
そんなハモですが、今回これだけの量で398円でした。
毎度恒例の「リピートするかどうか」の判断ですが、「半額値引きシールが貼られていたらならなんとか……」といったところ。
数口で食べ終わってしまうので、晩酌のおつまみにしても少し寂しい感じ。
たまの贅沢にはいいくらいですね。
非常に美味だったので、まだ食べたことのない方は、是非見かけた際には食べていただければと。
ちなみに、来たる水族館デートの為に魚の知識を仕入れたい、あるいは刺身について下調べがしたい場合には、是非このブログをブックマークしていただいて、時たま検索欄から「魚」「刺身」あたりで検索してもらえるとちょっとは役に立つかもしれません。
また、当ブログは本来は料理や本の要約、ライフハックを発信しているので、よければそちらも参照していただければと。
それではー。