松川カレイを塩焼きと煮付けで食べてみた話

料理

珍しい魚を買ってきては調理してネットの海へ投げ込んでいる当ブログ。

今回も珍しげな名前の魚を見つけたので、早速買ってきました。

それがこちら。

こちらは松川カレイと呼ばれる魚。

ぱっと見た感じ、ただの肉厚なカレイですが、なんとこの魚、一尾で798円しました。

よくスーパーに出かけるカレイと比べると、倍以上の値段がします。

おそらくは、シマアジのように、カレイの中でも高級な部類に入ってくる魚なんでしょう。

今回は、そんな謎の魚、松川カレイについての知識を仕入れた後に、こちらの魚を煮付けと塩焼きの2パターンで調理をしていただいていきたいと思います。

それでは、いってみましょう!

松川カレイについて

それでは、松川カレイについておさらいしていきます。

松川カレイは、北海道・東北の深い砂泥底に生息するカレイの一種。

カレイの中でも「王鰈」と称され、知る人ぞ知る、まさしくカレイの王様と呼ぶにふさわしい高級魚とのこと。

ここを知っておくと、あの高価な価格にも頷けますね。

見た目については、縦に平たい楕円形でサイズは60~80 cmに成長し、背びれ・尻びれ・尾びれには幅広い黒い帯状模様が等間隔に走ります。

表皮のうろこは硬くざらつき、まるで松の樹皮のようであるため、“松皮”の名で親しまれ、そこから転じて“松川”カレイという名前になったよう。

裏面(盲目側)は、雄は黄色、雌は白色になるという性差まであるとのこと。

つまり、今回購入したものは雄ということになりますね。

生息域は茨城以北の太平洋沿岸、日本海北部、オホーツク海、千島列島あたりの水深数メートル〜200mの砂泥底。

過剰漁獲により1980年代以降は激減したものの、北海道を中心に人工種苗を放流する取り組みが進み、2008年以降は年間100t以上の漁獲量を維持しているとのこと。

調理して食べていく

それでは、松川カレイの知識を手に入れたところで、調理に移っていきます。

松川カレイになんとなく気分で十字に切れ目を入れ、岩塩を振って、オーブンで焼いていきます。

出来上がりがこちら

煮付けについても、酒、醤油、みりん、砂糖のシンプルな調味料で煮込んでいきます。

出来上がりがこちら。

そんなこんなで出来上がった、松川カレイをまずは煮付けからいただいていきます。

食感としては、最高に柔らかいです。非常に上品な柔らかさ。

普段食べるカレイの、身がほどけすぎてポロポロとこぼれてしまう感じとは違いますね。

冷凍ものじゃないからでしょうか。

脂のノリも、くどくない程よいノリです。

さすがにこのあたり、高級魚然としています。

素人が適当に作ったのに、店の煮付けと言われても全然納得できるくらいに旨いです。

これぞ、素材の旨み。

さらには、カレイにありがちなクセはないですね。

次に、塩焼きを食べていきます。

煮付けと変わらず、非常に柔らかな身です。

あえて言うなら、煮付けよりも脂が際立ちますね。

さらには、皮も一緒に食べれます。

言わずもがなかもしれませんが、非常に美味です。

こちらもクセはないです。

言われなければカレイの仲間とはまず思いません。

そのため、パクパクいけます。

ちなみに、こちらの部位には肝が入っていました。

一口食べると、長く続く苦味。

こちらは魚臭さも感じますが、これはこれで通好みというか、好きな人は好きなんだろうなという感じがしました。

終わりに

こんな感じで大絶賛の松川カレイでしたが、総評に移っていきたいとおもいます。

今回、1尾で798円でした。

総評としては、「誰かと一緒に食べたい魚」と言った感じ。

一人で食べる時にご褒美に煮付けは選ばないものの、誰かに振る舞う時には、それこそ彼女に煮付けを作ってあげるなら、これで作ったら喜ばれるだろうなぁ、と思いました。

料理の腕も素材の旨みでごまかせる気がしますしね。

他にも色んな魚の情報が得たいのであれば、他の記事も是非参照してもらえればと。

それではー。

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