我が家は3DKの賃貸なのですが、この部屋にはエアコンが一台しかないわけです。
そのため、横繋ぎになっているリビングと寝室を1台のエアコンで温度調整をしているわけですが、2室計12畳を6〜9畳用エアコン一台でまかなっているため、どうしてもパワー不足になってしまいます。
そのおかげで、冬場は24度に設定しても16度程度にしかならないというなかなかに辛い環境の中で冬を越しておりました。
さて、そんな生活に終止符を打つべく、今回は新しい対策を施していきます。
それがこちら。
梱包用のプチプチです。
これを窓に貼り付けていきます。
なぜこんなことをするかというと、暖房の効いた室内の熱気が逃げていく原因の5割以上が窓の冷気によるものだとの記事を見かけたからです。
つまり、窓の遮熱効果さえ上げれば、放熱の原因の半分は解決したと言っていいわけです(多分)
そんなわけで、今回は窓にプチプチを貼ってみたら遮熱効果はどうだったかの検証をしていきたいと思います。
そもそも、なぜ梱包用のプチプチなのか
実際の貼り付け作業の前に、なぜ今回窓の冷気対策に梱包用のプチプチを採用したかについて少し解説します。
(手っ取り早く効果だけ知りたい方はこちら)
というのも、窓の冷気対策のグッズというものは、世の中にそれなりに出回っているわけです。
ただ、これらのグッズには総じて一つの問題があります。
そう、高い(どどーん)
明らかにただの長いビニールだったり、窓枠に合ったサイズのプチプチだったりするだけなのに、その価格がやたらと高いわけです。
その点、今回使用した梱包用のプチプチは、我が家の2室分の窓を裏表貼ることができて価格は確か500円程度だったので、コスト面では雲泥の差です。
ここで、「でも、専用のものじゃなかったら効果も薄いんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
ただ、それを検証した先人のサイト記事を参照したところ、断熱効果は若干専用のものに劣るもののほとんど変わらないとの結論になっていました。
そんなわけで、今回はあえて梱包用のプチプチを使っていきます。
実際に貼っていく
さて、そんなわけで実際に梱包用プチプチを窓に貼り付けていきます。
今回のプチプチは、元々メルカリで発送するために購入したもので、窓枠のサイズにはまったく合っていません。
そのため、貼ってはつないでを繰り返すことで対応していきます。
貼る材料については、当初は両面テープを考えていましたが、かなりの量が必要になることがわかったので透明の梱包テープを使用することに。
これを窓枠の端に貼り付ける形で固定していきます。
そんな感じで、貼り付けていった結果がこちら。
思っていたよりも日差しが入ってきていたので、この時点で裏面も貼ることを決めました。
この時点では上と下を留めただけでしたが、後に上のテープが剥がれて決壊する惨事に見舞われたので、窓枠全体を固定する形に変更しています。
プチプチの断熱効果の検証結果と、やってみた感想とか
さて、気になるのが、このプチプチを貼り終えた結果です。
日中計測した結果、貼り始めるまでは18℃程度だったのに対して、貼り終えた頃には24℃と、エアコンの設定温度まで上がっていました。
(この温度はエアコンがない側の部屋で計測しています)
また、夜についても、以前は16℃以上上がらなかった室内が20℃までは上がるようになりました。
6〜9畳分のパワーしかないエアコンであることを考えると、それなりの成果と言えるのではないでしょうか。
また、実際に貼ってみてどうだったかという感想についても触れておきます。
正直なところ、今回のように貼り継いでいく形でプチプチを貼ることはオススメしません。
何枚も何枚も貼っていく労力に加えて、きちんと貼らないと窓を開けた際にプチプチが引っかかることもあり、かなりストレスですし、貼り継いだ分窓の見た目も悪くなってしまいます。
もし実際に貼る際は、窓の横枠のサイズに合った梱包材を購入することを強くオススメします。
また、今回プチプチを貼ったことで得られた思わぬ副産物が「遮音効果」でした。
以前はそれなりの音量で音楽を聴いていると、窓の外まで音が漏れていたのですが、このプチプチを貼り付けてからというもの、それがなくなりました。
まぁ、表裏にそれなりに厚い膜を貼るわけですから、考えてみれば当然と言えますが。
とはいえ、趣味でDTMもしている筆者にとっては嬉しい収穫でした。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回プチプチを貼ったことで、断熱効果に加えて遮音効果も得られたため、個人的には「年中貼りっぱなしでもいいかなぁ」とさえ思っています。
夏は夏で、室内の冷気を保ってくれるそうですし、むしろもう一年通して貼りっぱなしの方が得な気がしています。
うち2階だから、そもそも誰も窓なんて見ないし。
ただ、それなりに手間はかかるため、面倒な方は市販のものを購入されることも視野に入れていただくと良いかもしれません。
それではー。