アカカマスの塩焼きを食べてみた話

料理

魚介類に関して、謎の執着を見せる当ブログ。

毎度購入してきた魚についての予備知識を紹介し、調理を行っている当ブログですが、今回買ってきた魚はこちら。

こちらはアカカマスと言う魚。

カマスと言えば、スーパーでもよく見かける一般的な魚ですね。

しかしながら、スーパーで「アカカマス」と表記されているからには、きっとカマスにもいくつかの種類があるはず。

今回は、そんなカマスの種類についておさらいをして、カマスの下処理方法なども含めて紹介していく内容となっております。

もしカマスについて知識を仕入れたい方や、たまたまカマスを手に入れたけれど、どう下処理をすればいいかわからないと思っているそのあなたにも役立つ情報となっているかと思います。

それでは、いってみましょう!

アカカマス(とその他のカマス)について

それでは、アカカマスについてのおさらいをしていきます。

アカカマス(本カマス)は、日本では東北から九州まで広く分布し、さらに朝鮮半島や台湾周辺の温帯域にも見られる中型魚。

体長は30~40cm前後になることが多く、成魚になると群れを作りながら沿岸を回遊します。

アカカマスは夏から秋にかけて接岸し、漁獲のピークを迎えるようです。

産卵期は初夏(6~7月頃)。産卵を終えたあとは餌を盛んに追うため、秋口には脂がのり、最も美味しい「旬」となります。冬になると深場に落ちてゆくため、鮮魚としての流通は秋が中心。

見た目の特徴としては、体の背中側がやや赤みを帯びており、鱗も細かく、全体に温かみのある色合いをしているとのこと。

これが、市場で「赤カマス」と呼ばれる所以ですね。

ちなみに、アカカマスと同じく市場で見かけるカマスに、ヤマトカマス(アオカマス)があります。

こちらは体長としては30cm前後のものが多く、体色はやや黄みがかり、背側は灰褐色。尾びれに黒い斑点があることが多いとのこと。

ヤマトカマスはアカカマスに比べるとやや水っぽく、脂ののりも劣るとのことですが、干物にすることで味が濃くなり、また脂が少ないことから味の劣化が起きにくいとのこと

まさに干物向けの魚と言えますね。

ヤマトカマスは夏が旬とされているようです。

アカカマスは、そんなヤマトカマスと比べても、脂の甘みと上品な旨味のバランスが絶妙で、塩焼きにうってつけの魚とのこと。

商業的には、特に神奈川県小田原や静岡県伊東などではブランド化が進み、「カマスの干物」として観光地のお土産にもなっているようです。

調理していく

そんなわけで、カマスについての知識を仕入れたところで、早速アカカマスを調理していきましょう。

まずは、内臓を処理していきます。

サンマはそのまま焼きますが、カマスは調べたところ、どうやら内臓は取り除いた方がいいよう。

内臓は美味しくない魚のようですね。

次に、鱗を取っていきます。

それができたら、全体に軽く塩を振って、10分間放置します。

カマスは水気の多い魚のため、塩で水気と生臭さを取るのがよいとのこと。

それが終わったら、表面についた水気をふき取り、オーブンで加熱していきます。

出来上がりがこちら。

元々はわりといい感じの焼き加減だったのですが、水気が出てしまい、オーブンから取り出すときにひっくり返ってその水気を吸って、見た目的にはイマイチになってしまいました。

食べていく

それでは、実食に移っていきます。

一口食べたところ、非常に旨味のある白身でした。

これまで干物のカマスしか食べたことがなかったのですが、思っていた以上に脂が乗っています。

非常に美味です。

しいて問題を挙げるとすれば、小骨がやたらと多いことくらいでしょうか。

とはいえ、太さはサンマ程度なので、まぁ最悪困ることもないでしょう。

総括として、とても美味しい魚と言えます。

終わりに

いかがだったでしょうか。

カマスについては正直さほど期待をしていなかったのですが、いい意味で期待を裏切られる、非常に美味しい魚でした。

ちなみに、カマスの他にもスーパーでよく見かける大衆魚や、逆にあまり見かけない魚についても取り上げているので、よければこちらもどうぞ。

それではー。

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