ブリとカンパチの刺身を食べ比べてみた話

料理

皆さんは、「ブリ御三家」という言葉をご存知でしょうか?

ブリ御三家とは「ブリ」「カンパチ」「ヒラマサ」という三種の魚のことで、どれもスズキ目アジ科ブリ属に属しています。

ちなみにこれがブリ。

これがカンパチ。

これがヒラマサです。

うむ、まるで見分けがつかない。

しいて言うなら、ヒラマサの目元が若干「片桐はいり」を感じさせるくらいでしょうか。

これの見分け方が知りたいというフィッシング玄人はまずこの記事を見ていないと思うので省くとして、気になるのはやはり味。

とはいえ、庶民に馴染み深い大衆魚のブリと比べ、カンパチやヒラマサは高級魚。

特にヒラマサは漁獲量が少ないためスーパーに出回ることもほぼなく、聞き馴染みのない方も多いはず。

ちなみに筆者はヒラマサは旬の夏にスーパーで出回っているのを見つけ、カマを塩焼きにして食べたことがあったのですが、脂が乗っていながら身はさっぱりした味わいで、かなり美味しかった記憶があります。

そんななか、この前たまたま夜メガドンキに行ったらブリとカンパチが半額だったので、買ってきました。

このときちょうど3連休前の金曜だったので、若干の奮発をしております。

考えてみれば、ブリは馴染み深いものの、カンパチってあんまり食べたことなかったし、そもそも近しいものとして考えたことがなかったなぁと。

そこで、ちょっとここいらで食べ比べをしてみようと思った次第です。

さて、うきうき気分で帰宅し、ひとっ風呂浴びてから早速調理を始めます。

そして、出来上がったのがこちら。

うん、きたない笑

四方八方に飛び散るツマと、筆者のスキルを露呈する形になった盛り付け、あとどうしようもないまでに全体的に白いグラデーション。

総括すると残念きわまりない感じになりましたが、残業後のスタミナではこれが限界でした。

とはいえ、目的はそこではなく、あくまで味の違いを検証すること。

ちなみに、右手前にあるのがカンパチで、それ以外は全部ブリです。

さて、準備はととのった。ちなみに晩酌も若干豪華に、I.Wハーパーのハイボール。

いざ、実食。

まずは食べ慣れたブリの刺身から。

口に入れ一噛みすると、じわっと広がるブリ独特の風味と脂。

めっちゃ脂が乗ってる。さすがはブリ。

これはもう、脂を包んだ繊維を噛んでる感じ。

ちなみに、ブリと呼ばれることになった語源の一説として、「脂(あぶら)」→「ぶら」→「ぶり」になったという説もあるらしい。

さすがはブリ。

さて、次はカンパチをいただいていきます。

このカンパチ、見た目は一緒のくせに、柵を切った時点でブリとの違いを出していました。

ブリは脂たっぷりでプツプツと繊維を切ってく感じだったのに比べ、カンパチはというと、なかなか刃が通りにくい感じ。まぁ、原因の大半は、普段から包丁を研いでなかったことだと思うけど。

さて、そんなことで実食。適度に醤油とわさびをつけたカンパチを口に放り込んでいきます。

食べた感想としては、「ブリとはまったく違う」。

まず感じるのが弾力の違い。コリコリ感と言うのか、噛んだ時の身の反発が全然違う。どちらかといえば、青魚よりもタイとかボラの白身魚寄りの弾力。

風味としてはわりと淡白。ブリのように独特の風味を持っているわけでもなく、すっと抵抗なく食べれる感じ。

そして感じるのが、ねっとり感。
ブリが脂を包む繊維を感じさせるのに対し、カンパチは極端に言うならイカのようなねっとり感を感じさせます。

まぁ、色々言ったとこで、結論美味い。
高級魚が不味いわけがないけれど。

まぁ、素人が適当に言った感想なので、話半分に受け取っていただければ。

とりあえず、豆知識としてブリ御三家の話だけでも頭に入れていただければ、どうしても寿司屋で友達にマウント取りたくなったときとかには使えるかと。

ちなみに。
スーパーでもらったワサビから何故か甘みを感じて、「あ、もしかして一周回って甘みを感じさせるようないいワサビなの!?」って半ば感動しつつ袋を裏返し原材料の欄を見たら普通に砂糖と植物油が添加されてました。これはずるい。

ワサビと醤油はいいのを選びましょう。

それではまた。

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