よくデートスポットになる水族館ですが、「え、なんで金払って水槽に泳いでる魚見に行くの?スーパーの生簀行けよ生簀」という人も少なからずいるのでは(僕はそうでした)
「じゃあ、もう割り切って全部食い物として見ればいいんじゃない?」というのが当ブログの主張です。
この「水槽で泳ぐやつ全部食い物(毒のあるやつは除く)」という水族館マインドを手に入れたら、きっと初デートの彼女の横顔よりも、眼前を泳ぐアカエイに「あ!これ唐揚げ!唐揚げにして食べたい!」と夢中になること間違いなし。
さて、今回紹介する、水族館に住むおともだちはこちら。
そう、ワタリガニ。
中国の高級料理というイメージはなんとなくあるものの、実際に食べてみたという人は実はさほどいないのでは。
実際、これを買ったとき、調理するのが面倒なのか、ワタリガニが半額でズラリと並んでいました。
とはいえ、僕自身もワタリガニの調理なぞ全く知らないわけです。
というわけで、今回は、そんなワタリガニの調理法と一緒に、ワタリガニを紹介していきましょう。
それでは、いってみましょう!
ワタリガニの調理法
ワタリガニと聞くと、「あー、あんかけ炒飯かなー」「トマトソースパスタかなー」と色々な料理が浮かんでくるわけです。
しかしながら、こちらもワタリガニに関しては初心者。今回はシンプルに茹でていきます。
調べたところ、ワタリガニは熱湯で10分ほど茹でればいいよう。
鍋に水を張り、沸騰したら、適当に塩を振り、ワタリガニを投入します。
それから待つこと10分。
取り出したのがこちら。
ワタリガニも茹でると赤くなるよう。
さて、こっからの食べ方についてですが、まず、手足を全て取り外していきます。
そして、ネットによると、頭を包丁で真っ二つにしていくとのことなので、やっていきます。
普段のセラミック包丁ではちょっと心許なかったので、かつて使っていた鉄製の包丁を起用しています。
さて、そこからは、普通のカニと同じです。 ちぎっては中をほじくって食うという流れ。
このちまちました作業が好きという人がわりといますが、僕は大っ嫌いです。
さて、ここからは、実食に移っていきます。
ワタリガニを食べてみた
ワタリガニ、と聞くと、少年時代に『中華一番』を観て育った世代(年齢がバレる)から言うと、一種の憧れに近い感情が起こるわけです。
あのアニメ、どの料理もやたら美味しそうだったなー。
そんな憧れのワタリガニ。
今回実際に食べてみたわけですが、思い出補正もあるかもしれないし、自分で調理したという達成感も加わって、かなり主観的な見方をしてしまうかもしれません。
どんな言葉でも語り尽くせないワタリガニですが、今回はあえて一言で表現したいと思います。
ただのカニ(どーん)
タラバガニとズワイガニの違いもわからなければ、多分タカアシガニとも違いがわからないこの舌を前にすれば、ワタリガニとて同じ。
一つ違うとすれば、ワタリガニは小さいのでめっちゃ食いにくいということ。
あ、でも、カニ味噌は普段食べてるのとはちょっと違うかなー、といった感じ。カニ味噌めっちゃ旨い。
ちなみに、わざわざ包丁をいじめて半分に割らなくても、普通に剥がせました。
結論、ちっちゃいながらも普通に旨かったです。
まとめ
さて、今回ワタリガニを食べた印象を3つにまとめると、「ちっちゃい」「普通のカニ」「カニ味噌旨い」といったところでしょうか。
もしかしたら中華のプロとかにはわかる、ワタリガニ特有の濃厚な旨味的なものがあるのかもしれませんが、僕の舌ではよくわかりませんでした。
ともあれ、もし水族館でワタリガニを見かけたら、「うわー、あの頭半分に割ってカニ味噌をすすりてー」と思ってもらうのが正解ではないでしょうか。
是非隣で一緒に歩いている女の子にも、「ねー、蟹味噌すすりたい?身だけ食べたい派?もしくはあんかけとかにしちゃう?」とテンション高めに問いかけてみるといいと思います。
そのあとの責任は一切取りませんが。
さて、とはいえ、ちょっと気持ち的に敷居の高いワタリガニでしたが、調理は今見ていただいた感じで、全然難しくなかったです。
不満があるとすれば、普通のカニと同じくらい身を取り出すのに手間がかかる一方で、身の量が少ないことくらいでしょうか。
値段も手頃なので、それこそワタリガニのトマトクリームパスタなんて小洒落たものをしてみるのも、おもしろいのではないでしょうか。
では、今回はこれくらいで。
それではまたー。